トヨタのエバンス「明日はライバルと戦えることを期待」/WRC第6戦イタリア デイ1後コメント

 WRC世界ラリー選手権は10月9日、2020年シーズン第6戦イタリアの競技初日・デイ1のSS1~6が行われ、前年ウイナーであるダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合トップに立っている。そんなWRCイタリアの初日を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合2番手

「午前中は本当に調子が良かった。僕たちの実力を証明できたと思う。最初のステージは誰にとっても困難なものになると分かっていたから、できるだけタイムを稼ごうとしていたが、それが本当にうまくいったんだ」

「空力パーツをいくつか失って、そのためにタイムが少し落ちたけれど、それでも午前中は順調だった」

「午後に行った僕たちのタイヤ選択はうまくいかなかった。もう少し気温が高くなると思っていたのだけど、最終ステージの頃には太陽が沈み始めていたので、ハードタイヤを充分に活かすことができなかったんだ」

「それでも今日は僕たちにとってとても良い1日だった。明日は自分たちの走行に集中し、他の連中のことは彼らに任せるよ。ステージは明日は少し高速になるけど、一番重要なことはベストを尽くすことだ。それが最高の結果を出す方法だからね」

●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/リタイア

「始まりのペースは望みがありそうだったが、こうした終わり方になってとても残念だ。正直なところ、あっという間にすべてが終わってしまった」

「300メートル手前で、すべての警告がスクリーンに表示されたので止まったんだ。ボンネットからは蒸気が出ていて、これで終わってしまったことが分かった」

「見た目の問題はなかったし、影響もなかった。でもエンジンには冷却水がまったく残っていなかった。残念ながら僕たちが明日戻ってくることはないよ」

●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ1総合6番手

「僕にとって今日のドライビングは間違いなくうまくいった回のひとつだ。展開にはとても満足しているよ」

「あちこちで小さなミスを犯してしまったし、午後の最初のステージ(SS5)では自分自身にがっかりした」

「周りの人たちの大きな力をもっと引き出すことができたはずだと思うんだ。でもタイムは悪くなかった。今週末に僕たちがまさに望んでいたような改善が確かに見られたよ」

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合3番手

「正直に言って、今日はもっと順調にいくだろうと期待していた。午前中の走行では、ラリーの素晴らしいスタートが切れたわけではなかった。マシンのセッティングに満足できなかったんだ」

「僕たちはいくつか異なることを試して、タイムを改善するために最大限のことをしたよ。そうすることで、少しプッシュすることはできた。実際SS4ではかなり激しくプッシュできたことは、2番手のタイムを出したことで分かるだろう」

「午後に向けて必要な変更を行なったら、より良い感触がすぐに感じられた。残念ながら、そして奇妙なことだが、今日は2回ストールしてしまった。こんなことは前に起きたことがない」

「しかも2回目のときにはクルマがなかなか再始動しなかった。合計で12秒を失ってしまったよ。これほどの接戦においては重要なタイムだ。明日は変更を加えたことで、より速いペースが出せると確信している」

●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合8番手

「今日は厳しい1日で、明らかに期待外れだった。1日の始まりからサスペンションの問題があって、僕たちが持っていた道具と材料ではロードセクションで修理することができないことがわかった」

「何が起きたのか正確に話すのは難しいけれど、その問題についてできることは何もなかったんだ」

「一方、午後のステージでは、僕たちにとってはすべてが順調になった。ただ随分と掃除役をやらなければならなかったけれど、全体的には劇的なことや想定外のことはなかったね」

「この午後の調子を(明日以降も)維持していくつもりだ。僕たちの順位はあまり良くないから、様子を見ていこう。うまくいけば、戦いはもう少し楽なものになるだろう」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合首位

「ヒュンダイi20クーペWRCで、昨年の特別な思い出が沢山あるこのラリーに戻ることができてうれ嬉しいよ」

「1日中、競争力を感じていられたし、いくつかのステージでは本当に調子が良かった。タイヤ選択もうまくいったし、励みになる順位にいる」

「だが、まだ初日だから地に足をつけていかなければね。残りのラリーもこの調子で続けていきたい。誰もが激しくプッシュしている。ここへは戦いにきているんだ」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT

●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合4番手

「今朝は良いスタートだった。我々は皆、この非常に難しく狭いステージを少し警戒していたのだが、幸いにも良いタイムで走ることができた」

「午前中は総合3位につけていたし、自分よりも上のふたりはスタート順が良く大きなアドバンテージを得ていたことを考えると、朝は悪くないループステージだったと言えるだろう」

「しかし、午後は予想していたようにとても厳しく、全力を尽くして走ったが、タイムをかなり失ってしまった。明日は出走順が良くなるため、今日よりは良い結果を望める。グリップが向上することを期待し、良いタイムを出せるように頑張りたいと思うよ」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合5番手

「午前中のペースはかなり良かったと思う。最初のステージはとても滑りやすかったが、2回目に走行した時は驚くほどグリップが上がっていて、良い走りができたんだ」

「2本目のステージは少しルーズグラベルが多かったけど、全体的に問題なく走ることができ、それほどタイムを失わなかった」

「しかし、午後のステージはレッキを行なった時よりも路面がかなり乾いていて、予想以上に滑りやすく苦戦した」

「今日は簡単な1日ではなかったが、明日は出走順が今日よりも良くなるので、自分の周りにいるライバルと戦えることを期待している」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合9番手

「今朝はミディアムを3本、ハードを2本という、正しくないタイヤ選択をしてしまった」

「ここでのラリーの経験がないため、タイヤがどれくらい摩耗するのか分からなかった。ハードタイヤを1本装着したまま走り続けるのはとても難しく、結局ハードタイヤは不要だったように思う」

「午後はクルマのセッティングを少し変え、フィーリングを改善しようと試みたが、SS5のスタートでステアリング系に問題が起こってしまい、クルマをサービスに戻すため最後の2本のステージをゆっくり走る必要があった。明日は出走順が早くなるので、難しい1日になることは覚悟しているよ」