フェルスタッペン父がレッドブルにプレッシャー「2021年にF1タイトルを狙える車を作れば離脱はしない」

 ヨス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングに対し、息子のマックスを引き止めるためには、2021年にF1タイトルを獲得する力のあるマシンを作る必要があると発言した。

 マックス・フェルスタッペンは、2015年にF1史上最年少の17歳でトロロッソからF1デビューを飾り、2016年にはレッドブルに昇格した最初のレース、第5戦スペインGPで優勝、最年少優勝記録を作った。このころから、フェルスタッペンは近いうちにF1世界タイトルを獲得する可能性のあるドライバーであるとみなされるようになった。

 しかし2020年の時点で、F1チャンピオンになるというフェルスタッペンの夢の達成は、まだ現実味を帯びていない。メルセデスの圧倒的強さは数年にわたって揺るがず、レッドブルはそれに対抗するパフォーマンスを持つマシンを作れずにいる。

2020年F1第10戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第10戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 10月2日、レッドブルのパワーユニット(PU/エンジン)パートナーであるホンダが2021年末でF1活動を終了すると発表した。それに伴い、フェルスタッペンはワークスパワーユニットを失うレッドブルから2023年までの契約終了を待たずに離脱することを考えるのではないかという推測が持ち上がった。チーム代表クリスチャン・ホーナーは、パワーユニットに関連する契約解除条項は存在しないと主張しているが、ヨス・フェルスタッペンの言葉には、忍耐が限界に近づいている様子が見られる。

「何が起きるのかを辛抱強く待っているところだ。外部の人たちに言うべきことはあまりない」とヨス・フェルスタッペンは『De Telegraaf』に語った。

「レッドブルは、チャンピオンシップを制する力のあるマシンを作るべき時期に来ている」

「来年マックスが競争力のあるマシンを手にしているのであれば、彼らは何も心配しなくていい。(我々にとっては)世界チャンピオンになることが目標なのだ」

2020年F1第10戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第10戦ロシアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 ニュルブルクリンクで開催される今週末のアイフェルGPを前に、フェルスタッペンはホンダのF1参戦終了についてコメントし、残念なことではあるが、自分は最大限の結果を出すことに集中していくだけだと語った。

「ホンダがF1を去るのはもちろん残念だ。僕たちはとても良い関係を築いてきたし、プロジェクトに関与している人たちが熱心に力を注いでくれているのを知っているからなおさらだ。彼らの献身は僕にとってとても大きな意味を持つことだった」とフェルスタッペン。

「でも、今の時点で、それ(ホンダの来年末での参戦終了)が何を意味するのかを考えたとき、僕らが集中すべきことは何も変わっていない」

「まだ今シーズンの残りと来シーズンがあり、それまでは一緒に集中して戦っていく。すべてのレースで表彰台を狙うつもりだ。そういう素晴らしい目標がある」

「常に、自分たちに可能な最大限の結果を出すことを目指していく」