ホンダF1田辺TDが参戦終了についてコメント「残念に思う。残されたレースでさらなる勝利を目指したい」

 ホンダのF1テクニカルディレクター、田辺豊治氏が同社のF1参戦終了についてコメントを発表した。10月2日、ホンダは2021年シーズンをもってF1パワーユニットサプライヤーとしての活動を終了することを発表した。

 2020年F1第11戦アイフェルGPのプレビューリリースにホンダは、「ホンダF1チームは2021年シーズンをすべて戦い終えるまで、これまでと変わらぬ姿勢で、情熱とともにレースに挑んでいきます」と記している。

「アストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの両チームとともに勝利を目指せるチャンスは、まだ20戦以上残されており、一つ一つのレースを大切に戦いながら、最後まで全力で駆け抜けていきます」

 田辺テクニカルディレクターは、両チームとのプロジェクトを終えることは残念であるが、残されたレースを全力で戦い、さらなる勝利を目指すと語った。

田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
2020年F1第7戦ベルギーGP 田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)

「先週、ホンダは2021年末でF1参戦を終了するという決定をアナウンスしました。ホンダF1のプロジェクトメンバー全員が、我々のすばらしいパートナーであるアストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリとのプロジェクトを終えなければいけないということを本当に残念に思っています」

「両チームとここまで一緒に進化を続け、表彰台や勝利を獲得してこられたことを改めて誇りに思うとともに、両チーム、ドライバーと一緒にこの先に残された一戦一戦を今まで同様に全力を尽くして戦い、さらなる勝利をつかみ取りたいと考えています。また、両チームはもとよりFIA・F1に対してもパワーユニットマニュファクチャラーとしての責任を来シーズンが終了する最後まできちんと果たしていきます」

 アイフェルGPの舞台ニュルブルクリンクでF1が開催されるのは2013年以来であり、現行パワーユニット(PU/エンジン)規則下のマシンがここを走るのは今回が初めてとなる。

「今回のレースの舞台となるニュルブルクリンクは、F1での長い歴史を持つサーキットです。緑豊かなアイフェル山地の中に位置し、標高600mほどの山地のために荒天・低温になりやすいということが特徴です」と田辺テクニカルディレクター。

「今週末も雨の予報や、今までのレースと比べてかなり低い外気温と路面温度が予想されています。ニュルブルクリンクは近年のF1カレンダーからは外れていたため、2013年以来の開催となります。したがって、現行のハイブリッドレギュレーション下では初めてのレースとなりますので、シミュレーションなど事前検討を十分に行うこと、また走行開始から得られたデータを解析し最適化を迅速に進めることが重要になると考えています」

「ロシアGPに続き4台がきちんと完走すること、パフォーマンスを最大限に発揮してよいレースができることを目指して臨みます」