2021年F1シーズン、例年通り3月のオーストラリアGPを開幕戦に調整か。観客の入場も検討中

 メルボルンに位置するアルバート・パーク・サーキットでは、毎年3月にF1開幕戦が開催されている。

 しかしながら今シーズンは急速な拡大を見せた新型コロナウイルスのパンデミックにより、中止を余儀なくされた。金曜日午前中のフリー走行を観戦するファンが、ゲートをくぐる直前になって中止が決まった。

 2020年の開催はできなかったものの、主催者らは、来季は通常通りにレースができるようになると確信している。

 オーストラリアGPコーポレーションのCEOであるアンドリュー・ウエスタコットは今週、「MotoGPを統括するドルナやF1との話し合いは通常通りであり、すべてにおいて非常に前向きな状況だ」と『Speedcafe.com』に語った。

「どちらも10月中旬から下旬には、2021年の暫定カレンダーを発表する予定となっている」

「つまりF1は、これまでの伝統に基づいて3月に開幕戦を行うよう、暫定カレンダーに組み込まれるだろう。3月下旬のアルバート・パークでは観客も迎えられるように、前向きな打診をしている」

 8戦にわたって無観客のレースが行われてきたが、ムジェロでのトスカーナGPでは、限定的な人数ながらも今季初めてグランドスタンドにファンが迎え入れられた。

 ウエスタコットは、新型コロナウイルスに関連する状況は依然として流動的であることを認めており、急な変更によって必然的に、F1の計画に影響が出る可能性もあるとした。

「こうした表現を使うのが適切であればだが、組み替えや拡張だったり、柔軟かつ臨機応変なアプローチを採用している。賢明で、極めて安全なものでなければならないのだ」

「そのためカレンダーの作成にあたっては、レースの日程を固定するという点で柔軟でなければならない」

「結局すべては健康が中心になってくる。しかし(オーストラリアの)ビクトリア州はコロナウイルスの陽性者の数を減らすうえで、素晴らしい仕事をしている」

 ただし、グランプリ開催に向けた準備は新年早々に開始しなければならない。つまり、レースを開催するか否かを確実にするためのタイムリミットは、すでに押し迫ってきているということだ。

「グランプリ・コーポレーション、政府、そしてF1の全団体が、このクリスマスまでに決定を下さなければならないことを認識するべきだ」

「当然ながら集団的決定となる。しかしひとたび決定されれば、それに向けて尽力していく必要がある」

「3月のレースをキャンセルすることは、誰の得にもならない」