ポールスター、フルEVグランドツアラー「プリセプト」を中国・成都で生産 【動画】

Polestar Precept

ポールスター プリセプト

4月に発表後に量産化を求める多くのリアクション

ボルボ傘下の「ポールスター(Polestar)」は、2020年4月に発表したフルEV4ドアグランドツアラー「プリセプト」の量産化を決定した。

プリセプトは、スウェーデンを拠点に電動パフォーマンスブランドとして誕生したポールスターが描くデザインの方向性を示しており、先進的なデジタルテクノロジーも積極的に投入。さらにサステナブル(持続可能性)な素材の使用にも焦点を当てている。

ポールスターのトーマス・インゲンラートCEOは、プリセプトの量産化について次のようにコメントした。

「プリセプトの発表後、ウェブサイトや雑誌に『最先端を極め、眩いばかりに最高の存在・・・。私たちはこんなクルマの市販化を待っていた』という記事が数多く掲載されました。そして、多くの人々から『このクルマを欲しい』と言って頂いたこともあり、我々はプリセプトの量産化を決めたのです」

「多くの消費者が自動車業界の変化を望んでいます。それは夢ではなく、現実問題としてです。プリセプトは、その要望に対する我々からの回答だと言えるでしょう。ポールスターは、クルマと我々のビジネスが環境に与える影響を減らすことを約束しています。長期的な目標であることはもちろん認識していますが、気候変動への対応は重要命題なのです」

ポールスター プリセプトのインテリア

サステナブルな素材を内外装に採用

プリセプトのインテリアには、リサイクル・ペットボトル、リサイクル・漁網、リサイクル・ビニールなどの持続可能な素材が使用されている。ポールスターの外部パートナーであるBcomp Ltd.が開発した亜麻をベースにした複合樹脂素材が、内装と外装の一部に採用された。ポールスターは、当初から持続可能な素材を生産車に使用することをポリシーに掲げている。

量産化に向けて開発が進む一方で、ポールスターは中国・成都の最新ファクトリーでプリセプトを生産すると明かしている。この製造拠点はカーボンニュートラル(CO2排出量と吸収量がプラスマイナスゼロの状態にあること)を導入。世界で最もインテリジェントかつ、コネクテッドな自動車生産施設のひとつとされている

ポールスター プリセプトのエクステリア

中国・成都の最新ファクトリーで製造

ポールスターは、すでに成都に建設したこの「ポールスター・プロダクション・センター」において、プラグインハイブリッドモデル「ポールスター1」を生産中。2019年に稼働を開始したこの最新製造拠点は、世界標準の環境評価基準「LEED」のゴールド認定を中国としては初めて取得しており、100%再生可能エネルギーが使用されている。

先日開催された北京モーターショーでのプレゼンテーションにおいて、インゲンラートCEOは以下のように付け加えた。

「中国はポールスターのホームマーケットであり、持続可能性を高めることがますます重要になっている地域でもあります。この新工場で、私たちは再びハードルを上げ、二酸化炭素排出量が最も少ない中国で最も先進的でプレミアムな電気自動車を生産することを目指します」