「ホンダのF1参戦終了は、フォーミュラEを含めモータースポーツ全体にとって悪いニュース」とアガグCEO

 フォーミュラEの創設者でありCEOを務めるアレハンドロ・アガグは、ホンダがF1活動を終了するという決定を下したことは、モータースポーツ全体にとって悪いニュースであると発言した。

 現在レッドブル・レーシングおよびアルファタウリ・ホンダにF1パワーユニット(PU/エンジン)を供給しているホンダは、10月2日、2021年末をもってF1活動を終了するとの発表を行った。その理由としてホンダは、自動車業界が100年に一度の大転換期に直面するなか、最重要課題である環境への取り組みとして持続可能な社会を実現すべく、「2050年カーボンニュートラルの実現」に集中して取り組んでいくため、と説明している。

 一方ホンダは、電気自動車のフォーミュラカーシリーズ、フォーミュラEに、現時点では参入する予定はないとしている。同シリーズには日産、メルセデス、アウディ、ポルシェ、BMW、ジャガーといった多数の自動車メーカーが参戦している。

2019/20年フォーミュラE選手権第10戦 レーススタートの様子
2019/20年フォーミュラE選手権第10戦 レーススタートの様子

 アガグは、ホンダのF1参戦終了を聞いて、ホンダが将来フォーミュラEに参戦する可能性への期待よりも、モータースポーツ全体にとっての強い懸念を感じると語った。

「モータースポーツ全体にとって悪いニュースであると考える」とアガグはロイターに対してコメントした。

「“F1にとっては悪いニュースだがフォーミュラEにとってはいいニュース”、という風には考えない。我々フォーミュラEの人間にとって、F1の成功は必要なことだ。我々は互いを競争相手と見ているわけではない。手を携えて、テニスやサッカーなど他のスポーツに立ち向かっている」

「ひとつのマニュファクチャラーがモータースポーツ(のあるカテゴリー)から去るとき、彼らが必ずしも我々の方にやってくるわけではない。モータースポーツから完全に離れてしまう可能性があり、そういう意味で、いいニュースではないのだ」

 10月3日、インディカー・シリーズがホンダとのエンジン供給契約延長を発表しており、ホンダがインディカー活動を継続することは確定している。