ルノーF1のリカルド、2020年シーズン中の表彰台獲得には「他の要素」が必要と語る

 ルノーのダニエル・リカルドは、今シーズンが終わるまでに彼がルノーで表彰台を獲得できるようになるには、幸運をつかむことが必要であることを認めた。

 直近の4戦をトップ6でフィニッシュしているリカルド。ムジェロで行われた第9戦トスカーナGPでは表彰台が近づいたかに見えたが、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンに阻止されてしまった。

 リカルドは、メルセデスが圧倒的優位にあり、彼らを除くトップの地位はレッドブルが占めていると語り、ルノーが今シーズン残りの7戦でトップ3にくい込むためには、何か特別なことが必要だという。

「悲観的になるわけではないけれど、僕たちのペースは足りないと思う」と今週リカルドは『RACER』誌に語った。

「現実には、僕たちのマシンは最高でもコース上で4番目だ。(表彰台フィニッシュを飾るには)信頼性の問題や、1周目での混乱といった他の要素が起きることが必要だ。信頼性の問題の方がよりいいかもしれない」

「誰かがクラッシュすることを願ってはいないからね。だから彼らのうち誰かがトラブルを起こして、僕がその時点で4番手を走っていたらクールだね。僕は抜いていくよ」

「でも僕たちは現実的には、各トラックのレイアウトがどうであろうと、Q3進出を狙えるのは確かだよ」

ダニエル・リカルド(ルノー)
2020年F1第10戦ロシアGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 しかしながらリカルドは、ルノーがメルセデスのレベルには“まったく達していない”ことを認めた。また、元チームメイトのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の今シーズンこれまでの走行を称賛した。

「マックスの走行はとても良いし、マシンを非常に信頼しているようだね」

 リカルドは第10戦ロシアGPで5位でフィニッシュしたが、彼にとってもルノーにとっても、ここはシーズンのなかでも相性が最高に良いコースではないと語った。

「個人的にはここで良い結果を出したし、マシンもFP1から先、調子が良かった。そのことが多くを語っている。前進するにあたってさらに自信が持てるのは確かだ」

 リカルドはレース中、計画通りにチームメイトのエステバン・オコンを抜いた際にコースを外れ、その後定められた手順でコースに復帰しなかったことでタイムペナルティを科されたが、彼は全面的にその責任を受け入れている。

「ロックアップして、ワイドになってしまったんだ」

「今思うと、実際のところ、ああなってよかったよ。そのせいで僕はお尻に火がついて全力を尽くしたからね。あれはクールだった。諦めなかったことを誇りに思っている。あの後では本当に良いレースができたと思う」

 リカルドは今年末でチームを去ってマクラーレンへ移籍し、フェラーリへ移籍するカルロス・サインツJr.の後任となる。リカルドの移籍によって空いたシートには、F1復帰を決めた2度の世界チャンピオンであるフェルナンド・アロンソに与えられることになっている。