「トルク感はV8エンジン並み!」マークXを覚醒させるGTスーパーチャージャー仕様の魔力

HKSのGRS184クラウン用キットを加工装着

ストレスフリーなパワーとレスポンスを実現!

JZ系エンジンチューニングを得意とする“ラスティー”が手がけた、GRX130型マークX G’sの登場だ。ポイントは、エンジン本体には手を入れず、HKSのGRS184クラウン用GTS7040スーパーチャージャーキットを加工流用している事に尽きるだろう。

心臓部の2GR-FSEは11.8という高圧縮型のため、ブースト圧は控えめの0.5キロに設定。レスポンスの良い360psは、車重1.5トンのマークXのボディをストレスなく加速させるのにちょうど良いパワーだ。

ちなみに、GTS7040は容量を考えると400psも十分に狙える。しかし、360ps以上のパワーを実用的に出そうと思うと、エンジン本体に手を入れる必要があるため現実的では無いのだ。

クラウン用のGTS7040キットをマークXに使用するには、パイピングやブラケットに多少の加工が必要。同様の加工を施せば、他の2GRエンジン搭載車でもGTS7040を取り付けることが可能だ。

コンプレッサー本体は右バンクの側面下部に装着。なお、取り付けの予算はキット代とセッティング料を含めて90万~100万円が目安となる。

HKSのインタークーラーを装着することで、吸入空気温度の安定化を図る。パワーを引き出すことはもちろん、トラブルを起こさないためのパーツでもある。

スーパーチャージャー化に合わせて、排気効率を向上させるべく柿本改のエキゾーストマフラーをセレクト。ブランドはG’s用が設定される『クラスKR』だ。

ホイールは19インチのボルクレーシングG50(9.5J+38)、タイヤにはポテンザRE050A(235/40-19)を組み合わせる。

デフィのブースト計とマルチメーターが装着されているくらいで、ノーマル然とした雰囲気の室内。高速道路を快適に走ることがオーナーの目的のため、MT載せ換えは行わずにAT仕様のままとされている。

「GTスーパーチャージャーの特徴でもあるんですけど、4.0Lクラスの大排気量NAに載せ換えたような、スムーズに吹け上がるビッグトルク特性になっています。ATとのマッチングを考えたECUセッティングもポイントですね」とはラスティー有田さん。

2GR-FSEの潜在能力を解放させる、至宝のスーパーチャージャーチューニング。費用対効果まで含めて、魅力的すぎるだろう。

●取材協力:ラスティー 千葉県白井市冨士51-4 TEL:047-441-6226