熊本地震で被災の国道57号北側復旧ルートが開通。オートポリスへの渋滞緩和へ

 10月3日、2016年に発生した熊本地震により土砂崩れに見舞われていた国道57号線の北側復旧ルート、現道部の復旧が開通した。熊本県菊池郡大津町から熊本県阿蘇市へ繋がるミルクロードは地震以降、国道57号線の迂回路として使われており、朝晩は渋滞が発生していたが、この緩和が期待される。

 熊本県内では熊本市から大津町、阿蘇市へと繋がる国道57号は、2016年の熊本地震により、阿蘇郡南阿蘇村周辺で大規模な土砂崩れが発生。通行止めとなっており、この迂回路として通称ミルクロードと呼ばれる、県道339号線が迂回路に使われてきた。このミルクロードは大津町の入口からしばらくは勾配もあり、曲率の大きなカーブが多いことから、朝晩はしばしば渋滞が発生していた。

 一方で、このミルクロードは大津町から大分県日田市にあるオートポリスに向かう際の主要ルートのひとつでもある。特に大津町や菊陽町周辺はレース参加者やファンも多く宿泊に使用しており、熊本地震以降はミルクロードの渋滞に巻き込まれることもしばしば起きていた。

 そんななか、新たに二重峠トンネルを利用した北側復旧ルートが整備されたほか、国道57号線の復旧も並行して進められ、10月3日に無事に開通。オートポリスのセーフティカーであるレクサスLC500もこの日、開通記念祭に全日本ロードレース選手権に参戦している柳川明のドライブで参加。開通を祝ったほか、サーキットクイーンもイベントに参加した。

 この開通にともないミルクロードの混雑緩和が期待できるほか、地震前よりもスムーズに通行できるという。また、阿蘇エリアを中心とした広域周遊観光や熊本から大分へのアクセスが可能になり、今まで以上に観光や宿泊が楽しめるようになるという。

 オートポリス周辺では7月の豪雨により水害も発生するなど、自然災害もあったが、九州唯一の国際公認サーキットとしていつも温かい歓迎をみせてくれており、コースとしても非常に魅力的なサーキットだ。今季は今後全日本スーパーフォーミュラ選手権、ピレリスーパー耐久シリーズの開催も予定されており、今回のルート開通がさらなる起爆剤になることを期待したいところだ。

2020全日本ロード第3戦オートポリス JSB1000レース1 スタートシーン
2020全日本ロード第3戦オートポリス JSB1000レース1 スタートシーン
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2020 クラブマンシリーズエキスパート 第6戦 スタートの様子
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