ADVICS muta 86MCが今シーズン二度目となるポールポジションを獲得【第5戦富士GT300予選】

 2020年スーパーGTシリーズ第5戦は富士スピードウェイに舞台を移し、10月3日(土)に公式予選が行われ、GT300クラスはADVICS muta 86MCが今シーズン二度目のポールポジションを獲得した。

 今シーズンは新型コロナウイルスの影響で変則的なスケジュールで行われているが、第5戦は第1戦、第2戦が行われた富士スピードウェイへ戻り、後半戦がスタートとなった。今大会から観客も入り、サポートレースも行われるなど第5戦は節目の一戦となる。

 午前中に行われた公式練習は日が差していたものの、予選前は雲が空を覆う天候のなか14時00分から公式予選がスタート。気温22℃、路面温度32℃、湿度63%というコンディションだ。

■Q1 A組

 100kgのウエイトハンデを積むGAINER TANAX GT-Rを含めた15台が争うGT300クラスのQ1 A組。グリーンライトとともにほぼ全車がコースへ。まず初めに1分40秒台を切ってきたのは柳田真孝がステアリングを握るシンティアム・アップル・ロータス。それにたかのこの湯 RC F GT3やT-DASH ランボルギーニ GT3なども続いていく。

 残り時間1分30秒といったところで100kgのウエイトハンデを積むGAINER TANAX GT-Rが1分37秒334でトップに立つ。そのタイムをTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)がコンマ4秒上回りトップタイムを奪取した。

 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)はチェッカーフラッグが振られる直前にさらにタイムを更新して、1台だけ1分36秒台を記録。2番手には午前中の公式練習でも好調の様子を見せていたリアライズ 日産自動車大学校 GT-R、3番手に第4戦もてぎでポールポジションを獲得したRUNUP RIVAUX GT-Rが付けている。

 以下、現在ランキングトップのGAINER TANAX GT-R、第2戦富士で勝利しているシンティアム・アップル・ロータス、第1戦富士で優勝している埼玉トヨペットGB GR Supra GT、T-DASH ランボルギーニ GT3、K-tunes RC F GT3の8台がQ1突破となった。

■Q2 B組

 GT300クラス予選Q1 B組にはウエイトハンデ100kgを積むSUBARU BRZ R&D SPORTとLEON PYRAMID AMGの2台のマシンを筆頭に14台で争われる。HOPPY Porschはエンジンにトラブルが発覚し、金曜日の25時から夜通しでエンジン交換をし、無事にこの予選を迎えたという。

 残り時間2分の時点でトップに立ったのはARTA NSX GT3の大湯都史樹だ。そのARTA NSX GT3に続くのは0.170差で100kgのウエイトを積んだSUBARU BRZ R&D SPORT。その直後、午前中の公式練習でトップタイムを記録していたStudie BMW M6の荒聖治が2番手に割り込んでくる。

 これでトップ3は決定かと思われたが、ラストのアタックで第2戦富士でポールポジションを獲得したADVICS muta 86MCが1分37秒058を出し2番手へ。さらに、ここまで苦戦が続いていたグッドスマイル 初音ミク AMGは片岡龍也が力を絞り出してギリギリ8番手に滑り込んだ。

 GT300クラスQ1 B組はARTA NSX GT3、ADVICS muta 86MC、Studie BMW M6、SUBARU BRZ R&D SPORT、LEON PYRAMID AMG、JLOC ランボルギーニ GT3、HOPPY Porsch、グッドスマイル 初音ミク AMGの8台がQ2進出を決めている。

■Q2

 GT300クラスの予選Q2を戦う16台のなかにはここまでの4戦でポールポジションを獲得してきたLEON PYRAMID AMG、ADVICS muta 86MCが、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)、RUNUP RIVAUX GT-Rもいる。果たして最速タイムを記録するのはどのマシンになるのか。14時53分から全16台でポールポジションを争う戦いが始まった。

 残り3分を切った時点でトップに立ったのはHOPPY Porschの佐藤公哉。そのタイムを更新したのはTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT (31号車)だ。しかしSUBARU BRZ R&D SPORTやLEON PYRAMID AMGのランキングトップ勢もウエイトハンデをものともしない走りで次々とトップタイムを更新していく。

 そのタイムをさらに更新したのはADVICS muta 86MCの小高一斗だ。2番手のLEON PYRAMID AMGに0.672秒という大差を付けてトップに浮上。小高はその後、自身のタイムを削り1分36秒090というタイムを叩き出し、後方に0.385秒差をつけて第2戦に続く今シーズン二度目のポールポジションを獲得した。

 2番手にはTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT (31号車)、3番手、4番手には100kgのウエイトを積むLEON PYRAMID AMGとSUBARU BRZ R&D SPORTが続いた。5番手には開幕戦の勝者、埼玉トヨペットGB GR Supra GTが並ぶトップ5の顔ぶれとなった。

 今シーズン3度目となる富士スピードウェイでのレースは一体誰が制するのか。決勝レースは10月4日(日)13時30分から66周で争われる。

2020年スーパーGT第5戦富士 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
2020年スーパーGT第5戦富士 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
2020年スーパーGT第5戦富士 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
2020年スーパーGT第5戦富士 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
2020年スーパーGT第5戦富士 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2020年スーパーGT第5戦富士 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2020年スーパーGT第5戦富士 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
2020年スーパーGT第5戦富士 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)