ハミルトン、ペナルティへの反論で波紋が広がるも「教訓を得て、次の機会のために戦い続ける」

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、先週末の第10戦ロシアGPで物議を醸した状況を評して失望の反応を示したときのように、「困難に直面したときは、常に正しいことができるわけではないかもしれない」と認めている。

 ハミルトンはロシアGPの決勝レースの前に、指定外のゾーンでスタート練習を行い、ピット出口を一定の速度で走らなかったとして、5秒のタイムペナルティを2度科された。また当初は2点のペナルティポイントも科されたが、後にスチュワードがそれを撤回し、代わりに25,000ユーロ(約310万円)の罰金をメルセデスが支払うことになった。

 自身の行動を処罰したFIAのスチュワードの裁定に不満を持ったハミルトンは、レース後にすぐに反応を示し、レースオフィシャルが「僕の走りを邪魔しようとしている」と主張した。

 ハミルトンが暗にFIAを批判していることで、F1ファンからは多くの反応を引き出すことになった。またハミルトンはソーシャルメディア上に、日曜日の論争をほのめかすような自身のコメントを投稿した。

「僕は困難に直面したときにいつも正しいことができるわけではないかもしれない。緊迫した状況では、みんなが望むようなやり方で常に反応できるわけではないかもしれない。でも僕は普通の人間であり、結局のところ自分のやっていることに情熱を持っている」

「僕は毎日学んで成長している。教訓を得て、次の機会のために戦い続ける。僕をサポートし、ともに戦いを続けてくれるみんなに感謝したい」

 メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、ハミルトンに間違った場所でスタート練習を行わせた決断について誰かに責任を負わせることを拒否しており、グループとしてのミスだったと主張している。また与えらたペナルティについても納得していない。

「間違いは常にともに起きるものだ。これはチームの間違いでも、ルイスの間違いでもない」とウォルフは語った。

「私は誰かに指を差すことを望まないし、そのようなことは決してしたことがない。判決では、彼は正しい場所にいなかったということだ。ディレクターからの指示書やレギュレーションにさえ、どこが正しい場所なのか記載がない。我々はその点に異議を唱えていることを認める」

「またもう一点は、レコノサンスラップで安定したスピードで走行しなかったというものだが、これについても議論の余地がある。だがレースは行われたのだ」

「彼は10秒ペナルティを与えられた。レコノサンスラップでの違反については、レース中のペナルティが適当だったか議論の余地がある。だが我々は非を認めるところは認めて、前に進まなければならない」