『BMW 5シリーズ』が大規模改良。デザイン変更のほかハンズオフの渋滞運転支援機能が全車標準に

 現行で7代目を数えるBMWの主軸サルーン『5シリーズ』が大規模な改良を受け後期型へと刷新。流麗かつエレガントなデザインを採用するとともに、ステアリングから手を離しての走行が可能なハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を全モデル標準装備とし、iPhoneによるドアロック解除や施錠、エンジン始動も可能に。ガソリン、ディーゼル、PHEVのパワートレインを揃え、9月28日より発売されている。

 スポーティサルーンの代名詞的存在である『BMW 5シリーズ』は、このG30型で最先端の運転支援システム(ADAS)を搭載したほか、「OK、BMW」をキーワードとした音声認識技術を採用するコネクティビティに、Apple CarPlayにも対応したインフォテインメントも搭載された。

 そして車両のキーを持たずともiPhoneをドアハンドルにかざすことで、車両のドアロック解除や施錠、さらにエンジン始動も可能なBMWデジタル・キーを採用するなど、最高峰のビジネス・エクスプレスにふさわしいデジタル化が推し進められた。

 その後期型はエクステリアでも大きな変貌を遂げ、BMW伝統のキドニー・グリルをよりワイドに一体化し立体的な造形とすることで、格式とエレガントさを強調。ヘッドライトデザインはL字型のLEDライトを採用することでBMW伝統の4灯ヘッドライトを表現しながら、モダンかつスポーティなイメージとしている。

 一方のリヤも伝統のL字型コンビネーションライトを立体的な造形とし、周囲をブラックアウトすることでより精悍な印象に。立体的になったバンパーにワイドな台形型エキゾーストパイプを装備し、スポーティかつ洗練されたデザインとなった。

 インテリアでもスイッチパネルをすべてハイグロス・ブラックとすることで品質感を高め、さらに523iを除いてレザーシートを標準装備しプレミアム性も高められた。

 シリーズで用意されるパワートレインはガソリンが3機種、全輪駆動のxDriveと組み合わせるディーゼルが1機種、そして電気モーターでの走行も可能なプラグイン・ハイブリッドも用意。ガソリンは標準出力型直列4気筒エンジン搭載のBMW 523i(185PS/290Nm)、高出力型直列4気筒エンジン搭載のBMW 530i(252PS/350Nm)、BMW伝統の直列6気筒エンジン搭載のBMW 540i xDrive(340PS/450Nm)が用意され、クリーン・ディーゼルは環境に優しい直列4気筒エンジン搭載のBMW 523d xDriveと魅力的な価格を実現したBMW 523d xDrive Edition Joy+(ともに190PS/400Nm)をラインアップした。

リヤも伝統のL字型コンビネーションライトを、より立体的な造形とし、周囲をブラックアウトすることで、より精悍な印象に
リヤも伝統のL字型コンビネーションライトを、より立体的な造形とし、周囲をブラックアウトすることで、より精悍な印象に
ステアリングから手を離しての走行が可能なハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が全モデル標準装備に
ステアリングから手を離しての走行が可能なハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が全モデル標準装備に
PHEVモデルは、初採用となるXtraBoost(エクストラ・ブースト)により、システムトータルでの最高出力が先代モデルに比べ30kW高まり215kW(294PS/420Nm)に
PHEVモデルは、初採用となるXtraBoost(エクストラ・ブースト)により、システムトータルでの最高出力が先代モデルに比べ30kW高まり215kW(294PS/420Nm)に

■ワゴンボディの『ツーリング』も刷新。ラゲッジ容量は最大1700Lに

 加えてハイブリッド燃料消費率が12.8km/L(WLTCモード)、充電電力使用時走行距離(プラグイン・レンジ)が54kmとなるPHEVモデルの、BMW 530eとBMW 530e Edition Joy+では、初採用となるXtraBoost(エクストラ・ブースト)により、システムトータルでの最高出力が先代モデルに比べ30kW高まり215kW(294PS/420Nm)となり、電気モーターを環境性能だけではなくスポーツ走行にも活用可能となった。

 当然、全車ともにBMWの基本である前後約50:50の重量配分を実現し、人気グレードのM Sportではアダプティブ・サスペンションを標準装備。低速走行時と高速走行時とで後輪操舵を切り替えるインテグレーテッド・アクティブ・ステアリングと組み合わせることで、スポーティな走行とプレミアムサルーンらしい快適性も両立している。

 同様にワゴンボディ版の『5シリーズ・ツーリング』も刷新され、ラゲッジ・コンパートメント・パッケージの初採用により、ラゲッジ容量を通常の570Lからリヤシートを完全に倒すことなく最大10L拡大することが可能に。後席を完全に畳めば、容量を1700Lとすることが可能となる。

 さらにテールゲートはウインドウ部分のみの開閉により、小さな荷物を容易に出し入れすることもでき、リヤにはエアサスペンションを採用することで重量物をラゲッジに積載した際にも自動で車高を調整し、最高の乗り心地と走行安定性を確保している。

 その両ボディバリエーションともに、高性能3眼カメラ&レーダーや高性能プロセッサーによる高い解析能力を誇る最新のADASが搭載され、国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が全車標準に。

 高速道路での渋滞時において、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行が可能な自動運転レベル2相当の機能が実装されている。

 車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能を持つパーキング・アシスタントや、AI技術を活用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント、総合テレマティクスのBMWコネクテッド・ドライブも標準装備し、セダンの価格が678万〜1104万円。ツーリングが749万~1142万円(いずれも消費税込み)となっている。詳細はBMWの公式ホームページまで。
・5シリーズ セダン(https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/5-series/sedan/2020/bmw-5-series-sedan-highlights.html
・5シリーズ ツーリング(https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/5-series/touring/2020/bmw-5-series-touring-highlights.html

ワゴンボディ版の『5シリーズ ツーリング』も刷新され、リヤにはセルフレベリング機構を持つエアサスペンションを採用
ワゴンボディ版の『5シリーズ ツーリング』も刷新され、リヤにはセルフレベリング機構を持つエアサスペンションを採用
ラゲッジ容量を通常の570Lから、リヤシートを完全に倒すことなく最大10L拡大することが可能に
ラゲッジ容量を通常の570Lから、リヤシートを完全に倒すことなく最大10L拡大することが可能に
後席を完全に畳めば、容量を1700Lとすることが可能となる
後席を完全に畳めば、容量を1700Lとすることが可能となる