ランボルギーニ主催の「eスポーツ選手権」、世界106ヵ国から参加した約2500人の頂点はドイツのシムレーサーが獲得

ロジェ・デュブイやピレリがパートナーに

2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大予防が叫ばれるなかで、eスポーツが俄然存在感を高めてきた。バーチャルの世界におけるモータースポーツフィールドにも、各自動車メーカーやサプライヤーも軒並み参入し、大々的なムーブメントが起こっている。

アウトモビリ・ランボルギーニも、クノス・シュミレイツィオーニ(Kunos Simulazioni)社が開発した「Assetto Corsa Competizione(アセット コルサ コンペティツィオーネ)」をプラットフォームにしたeスポーツ選手権「The Real Race」を開催した。公式計時パートナーとしてロジェ・デュブイ、テクニカルパートナーとしてピレリやPTプルタミナが名を連ねるなど、バーチャル世界で本格的なチャンピオンシップを展開した。

ランボルギーニのシムレーシング選手権「The Real Race」イメージ

最終戦にはクルサードやピッロも登場

新たなシムレーシング選手権「The Real Race」は2020年5月にスタートし、同年9月にファイナルラウンドを迎えた。世界106の国々から総勢2500人のゲーマーが登録したという一大トーナメントの最終戦を戦ったのは、世界クラスのシムレーサー12名。その勝者となったのが、ドイツを拠点とするニルス・ナイヨクスである。

最終戦にはきら星のごときスターが集まった。元F1ドライバーのデイビッド・クルサード(英国)や、エマヌエーレ・ピッロ(イタリア)も登場。モトGPで戦う2輪レーサーのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアもゲスト出演した。

ランボルギーニのシムレーシング選手権「The Real Race」イメージ

ワークスドライバーと共にトレーニング

11名に打ち勝ったニルス・ナイヨクスには、ランボルギーニのレースカーの実車に乗る機会が与えられる。しかも、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのワークスドライバーと一緒に訓練を受けるという特別な体験付きで。

チャンピオンの他に、2位のマシアス・エッゲル(イタリア)と3位のジョーダン・シェラット(南アフリカ)もランボルギーニ本社に招待される。ほとんどのドライバーがフィニッシュラインを越えられなかったハードウェットのバルセロナ戦、あまりの接戦で衝突するマシンが多発したマウントパノラマ戦など、厳しいレースを乗り越えてきた勇者たちだ。

ランボルギーニのシムレーシング選手権「The Real Race」イメージ

サンタアガタで過ごす3日間

“スリートップ”がランボルギーニ本社で過ごす時間は3日間。R&Dセンターにある、最新モデルの開発に用いる先進シミュレーターマシンを体験したり、ランボルギーニのワークスドライバーと交流を図ったりと、豊富なプログラムが用意される。

ランボルギーニ ウラカン スーパー トロフェオ Evoのリヤビュー

とりわけ「特大のプレゼント」といえるのが、伝統のイモラでウラカン スーパー トロフェオ EVOに試乗できるというもの。プロによる訓練を受けたのち、バーチャルの世界よろしく、サーキットで思い切りランボルギーニのレースカーを現実に走らせることができるのだ。

チャンピオンのナイヨクスには、ゲーム中と同じカラーリングを施したウラカン GT3 EVOの限定ダイキャストモデルもプレゼントされた。