IMSA:アキュラ、地元ミド・オハイオで優勝。テイラー/カストロネベス組は3連勝

 9月27日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第7戦がアメリカ・オハイオ州のミド・オハイオ・スポーツカーコースで行われ、アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05(リッキー・テイラー/エリオ・カストロネベス組)が優勝し、第4戦からの連勝を“3”に伸ばした(第5戦はGTLM/GTDクラスのみ)。

 LMP2クラスを除くDPi、GTLM、GTDの計3クラスの車両が集った今戦、グリッドの最前列には2台のアキュラARX-05が並んだ。2時間40分で争われた決勝レース、スタートではデイン・キャメロン駆る6号車がポールポジションからホールショットを奪うと、これにウィレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R、マツダモータースポーツの55号車マツダRT24-Pが続いた。

 トップを走る6号車アキュラはスタートから40分後、このレース最初のフルコース・コーション時にピットインし、キャメロンからファン・パブロ・モントーヤにスイッチする。6号車はその後も首位を守るが、リスタート後も後続車との差を広げられず苦しい展開に。

 そんななかアキュラのステアリングを握る元F1ドライバーは、GTDクラスのマシンを交わそうとした際に痛恨のコースオフを喫し3番手に後退。ピットでのダメージ確認後は7番手まで順位を落とすが、その後は表彰台圏内に復帰した。
 
 しかしレース終盤、今度は1コーナーでスピンを喫し万事休す。最終的にトップから3周遅れの7位完走扱いとなっている。
 
 一方、スタートで2番手から4番手にポジションを下げた7号車アキュラは、僚友6号車が逃げを打てなかったこともあり、つねにトップと数秒以内のポジションをキープする。ライバルたちの脱落もありレース終盤にはトップに浮上すると、アンカーを任されたテイラーが30周にわたってレースをリードし、最後はフェリペ・ナッセ駆る31号車キャデラックの猛追を0.607秒差で凌ぎ切りトップチェッカーを受けた。
 
 この結果、7号車アキュラは第4戦から3連勝を飾るとともに、アキュラの“ホーム”であるミド・オハイオでのアキュラ・チーム・ペンスキーの無敗記録を更新している。

 レース終盤、総合4番手を走行していたウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.Rは、モントーヤのスピンにより3位表彰台を獲得した。ドライブスルーペナルティを受けた影響で5番手となっていた55号車マツダが総合4位、GTDカーとの接触でペナルティを受けた77号車マツダは総合5位フィニッシュとなった。

第4戦、第6戦に続き第7戦ミド・オハイオでも勝利し、3連勝とした7号車アキュラARX-05のリッキー・テイラーとエリオ・カストロネベス
第4戦、第6戦に続き第7戦ミド・オハイオでも勝利し、3連勝とした7号車アキュラARX-05のリッキー・テイラーとエリオ・カストロネベス
総合4位でフィニッシュしたマツダモータースポーツの55号車マツダRT24-P
総合4位でフィニッシュしたマツダモータースポーツの55号車マツダRT24-P

■レクサスRC F GT3が連覇!

 ル・マン24時間レースに出場したメンバーから新型コロナウイルス陽性者が出た影響で、ポルシェGTチームが今戦を欠場したため、シボレーとBMWの一騎打ちとなったGTLMクラスでは、コルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC8.R(アントニオ・ガルシア/ジョーダン・テイラー組)がポール・トゥ・ウインを達成。過去4戦で3度目のクラス優勝を飾った。
 
 スタートで首位に立った僚友4号車コルベットは、チームメイトに再逆転を許すと最後は1.472秒及ばずクラス2位に。BMWチームRLL勢はペースで劣勢に立たされ、25号車BMW M8 GTEが7.5秒遅れのクラス3位、24号車はトップから7.6秒差の同4位となっている。
 
 GTDクラスでもポールシッターが見事優勝を飾り、エイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3(ジャック・ホークスワース/アーロン・テリッツ組)が2年連続でミド・オハイオを制した。

 クラス2位はライリー・モータースポーツの74号車メルセデスAMG GT3。優勝したレクサスとのタイム差はわずか0.858秒だった。同3位にはライト・モータースポーツの16号車ポルシェ911 GT3 Rが入っている。

 チャンピオンシップをリードするマイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3エボは、コンパス・レーシングの76号車マクラーレン720S GT3とのバトルで複数回接触。これにより右フロントタイヤがパンクしてしまい直後にコースオフ。順位を大きく落とすこととなった。76号車には「スポーツマンシップに反する行為」として、30秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティが課されている。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦第8戦はシリーズ初開催となるシャーロット・モータースピードウェイが戦いの舞台だ。“ローバル”で行われる100分間のスプリントはGTカーのみが参加するイベントとなっている。

ワン・ツー・フィニッシュを飾ったコルベット・レーシングの3号車、4号車シボレー・コルベットC8.R
ワン・ツー・フィニッシュを飾ったコルベット・レーシングの3号車、4号車シボレー・コルベットC8.R
14号車レクサスRC F GT3のジャック・ホークスワース/アーロン・テリッツ組がGTDクラスのウイナーに。
14号車レクサスRC F GT3のジャック・ホークスワース/アーロン・テリッツ組がGTDクラスのウイナーに。
2020年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第7戦ミド・オハイオ スタートシーン
2020年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第7戦ミド・オハイオ スタートシーン