クアルタラロ、第3戦以来の勝利に歓喜「厳しい時期を経て再び優勝できた」/MotoGP第9戦決勝トップ3コメント

 MotoGP第9戦カタルーニャGPの決勝レースがスペインのカタロニア・サーキットで行われ、MotoGPクラスで表彰台を獲得したファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が会見に登場。レースを振り返った。

■ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)/決勝:優勝

「難しいレースだった。素晴らしいスタートを切ったけれど、僕は4番手で、ジャック(・ミラー)がミスをしたのでそれがオーバーテイクのタイミングだと思った。それからしばらくレースをリードするフランコ(・モルビデリ)の後ろにいた。僕のペースはとても速かった。でも、レース終盤に向けてタイヤをキープするにはちょっと速すぎたと思う」

「終盤には、(ラップタイムが)3秒も遅くなった。それはレースをコントロールしたからではないんだ。全力を尽くして攻めていた。でも、残念ながら難しかったんだ。ここにいるふたりのライダー(ジョアン・ミル、アレックス・リンス)は、レース終盤に僕より速かった。でも、レースの前半に全力を尽くすことが大事だったのだと思う」

「だから、今日できたことには満足しているよ。ここ5レースはずっと厳しいレースが続いていたからね。たくさんのことを学んだ。今日は表彰台に戻ってこられてうれしいよ」

「今日はとても寒かったよ。レース前半はグリップがいいのを期待していなかったけれど、僕のラップタイムはとても速かった。グリップが低下したと感じたけれど、別の方法で、とても速く走っていられたんだ」

「問題は終盤だった。1分41秒台に落ちてから3周後に1分42秒台になり、それから1分43秒台になった。もっと周回数があったら、Moto3クラスのラップタイムにまでなっていたと思う。レースが24周でよかったよ。25周あったら、彼ら(スズキライダー)にオーバーテイクされていたと思う。だから、25ポイント持ち帰れてうれしい」

「(ここまでの2020年シーズンで一番苦戦した時期は?)2020年? ミサノのレース1(第7戦サンマリノGP)は、チームと話していたんだ。ドゥカティが、はっきり言ってしまえば、速いわけじゃないってわかっていた。いい結果を出さないといけなかったのに、僕は転倒してしまった」

「オーストリア、ブルノの3レースで、獲得したのは20ポイント。すごく苦しんでいたよ。だから、今年は苦戦している時間がたくさんあったんだ。でも、厳しい時間のなかで、僕たちは懸命に取り組み、こうしてまた優勝できた」

■ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/決勝:2位

「今日はものすごくうれしいよ。涼しかった今週末、レースに向けて、とてもいい仕事をしたと思う。自分たちの強みは1周目ではないとわかっていた。もちろん予選では全力を尽くしたけれどね。8番手からスタートするのは決して容易ではなかった」

「レース序盤は特にトラブルもなく、ポジションを上げようとした。それからジャックの後ろについた。トップ集団はかなり攻めていて、彼らはレース序盤でものすごく強かった。それからレース中盤、僕のフィーリングがよくなってきて、多くのライダーがリヤタイヤに苦しんでいるとわかったよ。僕たちもそうだったけれど、そこまでひどくはなかったんだ」

「ファビオに接近したけれど、彼は攻めて、タイヤを最大限に使っていた。今日ははっきり、僕たちよりも速かった。とにかく、特にこうしてスズキライダーがもうひとり表彰台にいて、スズキにとってもチームにとってもうれしい」

「(レース中盤までミルの前を走っていた)ジャックは、常にオーバーテイクが難しい。レースの1周目ではさらにそうだ。彼とともに数秒をロスした。でも、何もできなかった。彼は全力だったし、レース序盤はとても速かった」

「それから、彼がタイヤにひどく苦しみ始めた。僕はレース序盤に、ただタイヤをセーブしようと心に留めていた。みんなのタイヤのグリップが落ちたとき、僕はそこまでではなかったんだ。もちろん、僕も序盤ほど速くはなかったけれどね」

■アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)/決勝:3位

「(2019年イギリスGP以来の表彰台獲得で)とてもうれしい。みんなも知っているように、初戦で僕は肩を外してしまった。ヘレスのあと、ブルノでは『オーケー、100パーセントだ』と思っていたんだ。特に骨に痛みも感じていなかった」

「でも僕の心身は複雑だ。フリー走行で4周から5周もすると、こうやって『はあ、はあ』と舌を外に出してしまう。速く走れなかったんだ。チーム、それから個人的なチームにもありがとうと言いたい。彼らは僕にモチベーションをくれたし、上位で戦うために最善を尽くしてくれた。とても簡単ではなかったよ。2020年シーズンはアップダウンがある。こうして流れに乗っていたいね」

「(ミルが複数回獲得してきた表彰台は特別なモチベーションになったか?)結局のところ、チームメイトは最初に打ち負かしたいライダーなんだ。もちろん、僕は彼に勝とうと頑張っているよ。彼はいいシーズンを送っていると思う。とても安定している。これはつまり、僕たちのバイクがいいということでもあるんだ」