IMSA、WEC新規定ル・マン・ハイパーカー受け入れへ前向きな姿勢を維持

 ウェザーテック・スポーツカー選手権を運営するIMSAのジョン・ドゥーナン代表は、シリーズがLMHル・マン・ハイパーカーを参加させる可能性にオープンな姿勢を保っていると述べ、2021年3月に行われるWEC世界耐久選手権開幕戦『スーパーセブリング』で技術的な面で実現が可能であるかを明確にする可能性があることを示唆した。

 IMSAはACOフランス西部自動車クラブと協力して作り上げたLMDhル・マン・デイトナ・hプラットフォームをWECと共有することになっているが、WECが2021年シーズンから導入するLMHとの完全なコンバージェンスを確認することには躊躇しており、ドゥーナンは結論を出す前にトラック上の走行データが必要だと述べている。

 また、IMSAと自動車メーカーによるパートナーシップの確立も前提条件のひとつであると理解されている。

 ドゥーナンはSportscar365の取材に対しマーケティング契約を認めなかったが、代わりに北米のサーキットにおけるLMHとLMDhプラットフォーム間の技術的同等性の重要性を強調した。

「ミスター・フランス(ジム・フランスIMSA会長)とIMSAの全員が、LMHとLMDhが同じトラックでグローバルに、複数のチャンピオンシップで競い合うことに非常にオープンな考えを持っている」とドゥーナン。

「私たちはレーシングカーが競争する姿を見る機会を必要としている」

「マシンがトラックを走れるようになれば、彼らをすぐにダイノに乗せ、一緒に風洞にかける。私たちが求めているものを可能にするプラットフォームであることを確認するためにね」

 2021年のセブリングでは、トヨタ、スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス、バイコレスのハイパーカーがデビューする予定だ。北米シリーズは同イベントがLMHプラットフォームのパフォーマンスを評価する潜在的な機会として注目している。

「それはとてもエキサイティングだ。2021年3月のスーパーセブリングではLMHメーカーがやって来るんだ。私たちがよく知っているトラックで競争が行われることを期待している」と語ったドゥーナン。

「私と我々全員にとって、すべてのメーカーと競合他社が同時にコースに登場することは、コンバージェンスが順調に進んでいることを示す一例となる」

 ドゥーナンはIMSAとACOの技術部門の強みは、FIA国際自動車連盟の協力の下でLMDhプラットフォームを実現することができたことであるとし、将来について楽観的な見方をしている。

 彼は「ピエール(・フィヨン/ACO会長)、私、ジェラール(・ヌブー/WEC CEO)およびリシャール(・ミル/FIA耐久委員会会長)は、LMDhプラットフォームを作り上げるために集まった技術チームの団結を誇りに思っている」と述べた。

「そして、メーカーからのインプットも。誰もがスポーツと、私たちのファンのために同じことを望んでいる」

「つまり、LMDhを発表した今年1月に言ったことを実行し、コンバージェンスによってこのスポーツ全体のためになることを願っているんだ」