新生WECを立ち上げたジェラール・ヌブー、マネジメント組織のCEOを辞任へ

 9月23日、WEC世界耐久選手権はシリーズの父であるジェラール・ヌブーが、WEC/ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの主催団体LMEMル・マン・エンデュランス・マネジメントのCEOから退くと発表した。新経営陣に関する情報は後日アナウンスされる。

 ヌブーは当時のACOフランス西部自動車クラブ会長、ジャン‐クロード・プラサールとともに現在のWECの立ち上げを指揮し、2012年の世界選手権創設以来、WECの舵取りを行っている。

 それ以来、彼はWECとELMSあわせて100以上に上る国際的なスポーツカーレースイベントの指揮をとってきた。

 2020年末での辞任を発表したヌブーは、「この素晴らしいモータースポーツプログラムのトップを9年間務めた後、私はそのバトンを後任に渡しピエール・フィヨン(ACO会長)の下、組織に新しい息吹を吹き込むときが来たと考えている」と語った。

「耐久レースの歴史の本の偉大なページは、とくにLMHル・マン・ハイパーカーとLMDhル・マン・デイトナ・hの登場によって今後数カ月後に開かれることになる。ACO傘下でこれらの選手権が成功するのは間違いないだろう」

「それまでは2020年シーズンを最高のかたちで締めくくるために最善を尽くす。そして、2021年からは私が個人的に別の道に歩みだすときが来るだろう」

 ヌブーは、ACOから託されたミッションは、過去10年間にわたって「強烈で、エキサイティング」なものだったと述べた。

「WECとELMSの競技者やパートナー、サプライヤー、私たちをフォローしているメディアに地元のプロモーター、そして世界中で我々を歓迎してくれたすべてのサーキットに感謝したいと思う」とヌブー。

「私の特別な想いはLMEMという素晴らしいチームのためにある。この間に私が組織の指揮を執ることができたのは、この上ない喜びであり特権でもあった」

「それは素晴らしい人類の冒険であり、消すことのできないユニークな経験であり続けるだろう」

 ACOのフィヨン会長は、ヌブーがWECの「基本的な構成要素」のひとつであると述べている。

「彼はこのチャンピオンシップの基盤の一部であるだけでなく、FIA世界耐久選手権の創設者でもあった」とフィヨン会長。

「ACOのチームと一緒にすべての競技者のために、このチャンピオンシップを実現させているんだ」

「ACOとWECはともに発展し、モーターレースの世界でチャンピオンシップを確立するために(ともに)多くの戦いをしてきた。その結果、勝利はより大きなものとなり、とりわけより重要で実り多いものになった」

「そのような世界選手権を作ることは簡単な仕事ではない。そして、それを世界に輝かせることも簡単なことではないんだ」

「私たちが一緒に経験したこれらすべてのプロフェッショナルおよび人間の冒険について、ジェラール(・ヌブー)に心から感謝している。特に彼の献身的な取り組み、関与、そして彼の並外れたエネルギーに敬意を表したい。また、これからの彼の将来のプロフェッショナルな活動の成功を祈っている」

「個人的には、彼は私たちのエンデュランスファミリーのメンバーであり続け、彼の活動が何であれ、将来の共同コラボレーションが出現することは間違いないと考えている」