元F1王者フィッティパルディ、母国ブラジルで膨大な負債を抱える。145件の訴訟も

 2度のF1世界チャンピオンを獲得し、インディ500での優勝経験も持つエマーソン・フィッティパルディは、財政トラブルに陥っている。複数の債権者から、アメリカに資産を隠しているとして追求されているのだ。

『Folha de Sao Paula』紙の報道によると、フィッティパルディの債権者たちは145件の訴訟を起こしており、約860万ユーロ(約10億5700万円)の債権を回収しようとしているという。

 さらに、フィッティパルディの最大債権者であるサフラ銀行は、彼がアメリカのフロリダ州に本来の資産を隠して贅沢な生活を送り、母国における財政的義務を不正に回避していると告発している。

『Folha de Sao Paula』によると、ある訴訟では、73歳のフィッティパルディが2000ユーロ(約25万円)程度と見込まれる訴訟費用を払うことができないと訴えているという。

「現在のフィッティパルディは悲惨な生活をしているに等しい」と彼の弁護士であるドナト・サトウ・デ・ソウザは2019年の嘆願書に記している。

 2016年には、ブラジルの債権者たちが彼の1989年のインディ500優勝マシンや、1976年のコパスカーF1マシン、またサンパウロにある彼の私設ミュージアム内の数多くのトロフィーを含む財産を差し押さえたことにより、14回のグランプリ優勝経験を持つフィッティパルディはひどい苦境に陥っていた。