ステファノ・ドメニカリがF1の新CEOに就任へ。フェラーリの元首脳陣が集結、実権を握る

 フェラーリF1チームでかつて代表を務めたステファノ・ドメニカリがチェイス・キャリーに代わってF1のCEOの座に就く見通しであると、BBCなど複数のメディアが報じた。ドメニカリは現在、高級自動車メーカー、ランボルギーニのCEOを務めている。

 リバティ・メディアがF1を取得した後、キャリーがF1のチェアマンおよびCEOの役割を果たしてきたが、2021年シーズン開始前にドメニカリがCEOの座を引き継ぐことが内定したとBBCが伝えた。キャリーはなんらかの形で今後もF1に関与する見込みだ。F1およびドメニカリはコメントを控えているものの、この件については各チーム代表にすでに連絡がなされているという。

 現在55歳のドメニカリは、1991年にフェラーリチームに加入、スポーティングディレクターを経て、2008年にジャン・トッドの後継としてチーム代表の座に就き、2014年までその役割を果たした。2008年にフェラーリはF1コンストラクターズ選手権を制しており、これが現時点でフェラーリの直近のタイトル獲得となっている。ドメニカリは現在、ランボルギーニのCEOを務め、FIAのシングルシーター・コミッションの責任者としても活躍している。

 現在、F1を傘下に収める国際自動車連盟FIAの会長はトッドであり、F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターをロス・ブラウンが務めている。さらにF1のCEOにドメニカリが起用されれば、F1上層部にかつてフェラーリチームをリードした経験を持つ人々が揃うことになる。しかしトッドは現在の任期が切れる来季末でFIA会長職から離れる意向を示している。

2019年ジュネーブ・モーターショーでのステファノ・ドメニカリとジャン・トッド
2019年ジュネーブ・モーターショーでのステファノ・ドメニカリとジャン・トッド