アストンマーティン、ル・マン24時間で二冠達成! 最終戦を残してマニュファクチャラーズ王座も確定

Aston Martin Vantage GTE

アストンマーティン ヴァンテージ GTE

97号車がGTE Proクラスで優勝

第88回ル・マン24時間決勝レースが開催され、アストンマーティン・レーシングのヴァンテージ GTE 97号車が346周を走行し、GTE Proクラス優勝を果たした。さらにGTE Amクラスに参戦したTF Sportも優勝しており、アストンマーティンが二冠に輝いている。

この結果、アストンマーティンは、シーズン最終戦を残して、FIA世界耐久選手権(WEC)GTE Proクラスのマニュファクチャラーズ選手権タイトルを決めた。アストンマーティンのトビアス・ムアースCEOは、ル・マンでの優勝だけでなく、WECタイトル決定に喜びのコメントを発表した。

「この記念すべき勝利に貢献してくれた、すべての人たちを心から誇りに思います。GTEクラスとWECマニュファクチャラーズタイトルの両方を獲得できたことは、チームとヴァンテージ GTE、そしてレーシングカーのベースとなったヴァンテージのクオリティの高さを証明するものです」

ル・マン24時間を制したアストンマーティン ヴァンテージ GTE

ライバル・フェラーリとの死闘を制した97号車の3人

97号車はレギュラーのアレックス・リンとマキシム・マルタンに加えて、経験豊富なハリー・ティンクネルがドライブした。24時間という長丁場において、ヴァンテージ GTEで完璧なパフォーマンスを披露。ワークス・フェラーリとの歯列なバトルに打ち勝ち、世界で最も名誉ある耐久レース勝者の称号を手にしている。

長丁場のレースをトップで走り切ったリンは、以下のように喜びを語った。

「正直、これ以上にエモーショナルな瞬間はなかったと思います。.最終ラップでは何度か涙を流しました。この3年間、このマシンをドライブしてきました。チームのみんなと、どれだけのハードワークと汗を流してきたか、思い出してしまったのです。今でもまだ信じられない気分です」

チームメイトのマルタンも、感激を隠していない。

「アストンマーティンのためにル・マン24時間で勝利できるなんて、本当に最高です。フェラーリは手強かったですし、22時間以上もタフなレースが続きました。ル・マンで勝つことは特別なことです。ここでは2年間苦戦が続いていましたから・・・。学び、改善し、しっかりと準備をして戻ってきました。そして、勝つことができたんです。本当に感動しています。アレックスは素晴らしい仕事をしてくれたし、ハリーは初めてのマシンで信じられないようなパフォーマンスを見せてくれました。このチームは本当に完璧でした」

また、ニッキー・ティーム、マルコ・ソーレンセン、リチャード・ウェストブルックがドライブした95号車は、3位表彰台を獲得。ティームとソーレンセンが、チームメイトのリンとマルタンに15ポイント差をつけて、GTE Proクラス王座を最終戦で狙う。

GTE Amクラスを制したTF Sportのヴァンテージ GTE

TF Sportがヴァンテージ GTEで「GTE Amクラス」を制覇

GTE Amクラスに参戦したTF Sportのヴァンテージ GTEは、ジョニー・アダム、チャーリー・イーストウッド、サリフ・ヨルクの3名がドライブし、見事優勝を達成。英国を拠点に活動するTF Sportは、ヴァンテージ GTEでル・マン24時間を制した初のプライベーターとなった。

さらにバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されるシーズン最終戦に向け、WEC GTE Amドライバーズ選手権におけるランキング首位の座もキープしている。

一方、ポール・ダラ・ラナ、ロス・ガン、アウグスト・ファルフスのドライブで、GTE Amクラスに参戦した98号車は、一時首位を走行していたもののマシントラブルが発生。長時間のピット作業を費やし、リタイアを余儀なくされている。