2020年初優勝のビニャーレス「金曜日の苦戦が改善のきっかけになった」/MotoGP第8戦決勝トップ3コメント

 MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、MotoGPクラスで表彰台を獲得したマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が会見に登場。レースを振り返った。

■マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/決勝:優勝

「(優勝できて)よかったよ。特に日曜、何が起こるかみんなが疑っているのを知っていたから。僕の考え方はまったく変わらなかった。週末にはいつも勝つことを考えている。正直、序盤から攻める自信があったわけじゃない。今週末は少しだけ違った取り組みをしたんだ。常にレースのセットアップに取り組み、レースのセッティングで必要な改善などを理解し、フィードバックしようとしたんだ。チームの仕事にはとても満足しているよ」

「今日のペッコ(フランセスコ・バニャイアの愛称)はすごく速かった。終盤には僕は攻め始めたけれど、ペッコと争ったとしても、交わすのは難しかっただろう。彼はクラッシュを喫したけれど、それでもすばらしいレースをしたと思う」

「次戦に向けて、同じやり方を続けたい。自分を信じて、このバイクで自分ができることをよく理解しているからすごくモチベーションを感じている。ポテンシャルを示すことができて、勝てるのだと証明できて、とてもうれしい」

「金曜日は、バイクの感じはとても悪かったんだ。けれど、その状況は改善する機会になった。レースのセッティングについて現実的に考えるチャンスになったんだ。金曜日に苦戦してよかったよ。土曜日、それから特に日曜日に向けてたくさん改善できたから」

「チームとの仕事には満足しているけれど、地に足をつけて、まだもっともっと、毎戦進んでいかないといけないのはわかっている。でも、このトップの場所に戻ってくることができて、本当にうれしいんだ」

■ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/決勝:2位

「とてもうれしい。レースをとおして100%を尽くしたし、手持ちのカードはすべてテーブルに出したよ。序盤は少し難しかった。11番手スタートだったからね。たくさんのライダーがいたし、1周目には競い合っていた。ちょっと危険だった」

「ペッコ、マーベリックがファビオ(・クアルタラロ)を引っ張って離れていった。それで、僕は自分のできることに集中しようとしたんだ。レース中盤ではバイクの感じがよくなってきて、うまく走れるようになっていった。上位との距離を少しずつ詰めることができたんだ。最終ラップの争いはおもしろかったね。2位を獲得できて、すごくうれしい。優勝を期待したいけれど、まずはポイントを獲得することが大事だ。この形を続けていきたい」

「(昨年と同じ時期、今のような結果が想像できたか?)もちろん、期待してはいなかった。でも、オーストリアではすごく強かったし、表彰台を獲得できた。最初の表彰台を獲得して、自信のようなものがあった。表彰台を1回獲得できたのだから、またそれを繰り返すことができるはずだ。常にそうあることは難しい。でも、目標はすべてのレースで表彰台を獲得することだ」

■ポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)/決勝:3位

「(グリッド上でリヤタイヤをソフトに変更したことについて)難しい決断だった。昨日はとても夜遅くまで、今日何をすべきか考えていたんだ。ウオームアップ後も、まだリヤにソフトを使うことについて確信できなかった」

「けれど、自分に言い聞かせたんだ。もしそうしなかったら、また先週と同じ過ちを繰り返すことになる、と。ミディアムタイヤを履いたら、きっとまた機能しなくなる。2回も同じ間違いを犯すことになるってね。それで、よし、ソフトを履いて、まずは15周目までを楽しもう。そしてそのあとどうなるかを見てみよう、と思ったんだ」

「それでリヤにソフトタイヤを選択したのだけど、とてもよかったよ。ファビオ(・クアルタラロ)に対してある段階ではギャップを広げていた。でも、残り10周でリヤタイヤが『チャオ、チャオ(さよなら)、終わりだよ!』って言ったんだ」

「コーナー進入では本当に苦しくなり始めた。2回、そこでハイサイドしそうになったし、コーナーの出口ではスピードが乗らなかった。ファビオがすぐそこにいるのはわかっていたよ。でも僕はヤマハの弱点、コーナリングスピードを抑えたらヤマハはどうしようもないということを知っていたから、ブレーキングを遅らせたんだ。コーナー中間でバイクをストップさせ、それからバイクを起こしてKTMのエンジンパワーで彼を抑えようとした」

「もちろん、彼が僕を交わすのはわかっていた。でも、それをできるだけ遅らせようとしたんだ。最終的には、そのおかげでファビオにペナルティが科された。そして僕は表彰台を獲得できたんだ。とてもうれしいよ」

「この表彰台は、オーストリアでの(KTMの)優勝以上だ。オーストリアでは、すべてがクリアで、すべてのセッションでバイクはうまく機能していた。もちろんライバルと戦うのは簡単なことじゃないけれど、バイクのパフォーマンスがいいときは、結果を期待できる」

「けれど、先週(サンマリノGP決勝レース)、僕はトップから12秒も離れていた。今日はマーべリックと4.5秒差だ。彼はとてもとても速かったし、僕は終盤にタイヤが終わってしまってタイムを上げられなかったからね。だから、この結果はどれほど衝撃的かわかるはずだ」

「もちろん、この結果には満足しているよ。バルセロナ(次戦カタルーニャGP)では苦戦するかもしれない。バルセロナでは最高のやり方でいきたいね。チャンピオンシップはどうなっていくか。バルセロナ後、よりよい形になるだろう」