WRCトルコ:2日目を終えトヨタ・ヤリスWRC全車がトップ5圏内に「トラブルが本当に残念」とマキネン

 9月19日、WRC世界ラリー選手権第5戦トルコはデイ2のSS3~8が行われ、最高峰クラスに挑むTOYOTA GAZOO Racing WRTはセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手につけ、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)とカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4、5番手に続いている。

 リゾート地マルマリスの西側エリアに設定された3本のステージを各2回ずつ走行、計6本のSSで争われたラリー・トルコの競技2日目。今大会最長107.38kmという合計距離となったデイ2に向け前日、不利な出走順でありながら奮闘し総合3番手についたオジエは出走順が8番手に移ったことで、前日よりも良好なコンディションの路面を走行することが叶った。

 そのオジエはオープニングステージとなったSS3でトップタイムを刻んで総合トップに躍り出ると、続くSS4でもステージ優勝を飾り後続に対するリードを広げ、午前のループを首位で終えてみせる。
 
 しかし午後のステージ1本目、オジエがドライブするトヨタ・ヤリスWRCにトラブルが発生。ギヤシフトに問題が生じ、大きくタイムを失ってしまう。このアクシデントで総合3番手に順位を落としたオジエは最終的に、総合2番手となったセバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)と同タイムの3番手でラリー最終日を迎えることとなっている。

 チームメイトのエバンスはSS3~6にかけてステージ3番手タイムを連続で記録する好走をみせ、一時は総合2番手に浮上した。しかし、午後のステージでタイヤに問題を抱えポジションダウン。

 またロバンペラも午後になり気温が上がったことに加えて、路面コンディションが悪化したことでタイヤの摩耗に苦しめられ、大きくタイムを失っている。しかし、両者とも順位は総合4番手、5番手につけヤリスWRCは全車がトップ5圏内につけている。

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ

「午前中は、ドライバーもクルマも非常に好調だった。オジエには優勝を狙える速さがあったので、彼のクルマにトラブルが起きてしまったのは本当に残念だ」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務めるトミ・マキネン。

「また、午後はタイヤの摩耗も問題だった」

「ここトルコの路面はタイヤにとって非常に厳しいため、我々は改善する必要がある。今晩の順位は満足できるものではないが、明日は新たなる1日だ」

「非常にタフな1日になると思うが、まだ何かが決まったわけではないので、ベストを尽くして戦うつもりだ」

 総合首位につけながらトラブルで遅れをとったオジエは「優勝争いに加わることができないのは悔しいが、それでも多くのポイントを獲得し、表彰台を狙うことができる位置につけている」と前を向く。

「今夜のうちにチームはマシンを修復し、明日はきっと良い形でラリーを終えることができるはずだ」と述べた。

 WRCトルコの競技最終日となる20日(日)のデイ3は今大会最長ステージ、全長38.15kmの“チェティベリ”と、今大会最短ステージとなる全長6.28kmの“マルマリス”を各2回ずつ走行する予定で、SS9からSS12の計4ステージで争われる。最終ステージとなるSS12チェティベリ2は、上位フィニッシュドライバーにボーナスポイントが与えられるパワーステージだ。4本のSSの合計距離は88.86km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は230.45kmとなっている。

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第5戦トルコ