3人の日本人がスタートを担当/予選後BoP/決定済みペナルティなど【ル・マン24時間決勝直前情報】

 いよいよ現地時間9月19日14時30分、日本時間の21時30分に決勝レースがスタートする第88回ル・マン24時間レース。決勝に向け、木〜金曜に明らかになったものを中心に、細かな情報をまとめてみよう。

・LMP2のIDECスポーツ17号車でエントリー変更
 FP2でドワイト・メリマンがクラッシュを喫したたLMP2・IDECスポーツ17号車オレカ07・ギブソンでは、急遽ポルシェのファクトリードライバーであるパトリック・ピレがメリマンに代わってエントリーすることになった。

 ピレはル・マンで過去11回にわたってポルシェのGTマシンをドライブしてきたが、プロトタイプカテゴリーでの出場はない。

 ピレは金曜朝からチームに加わると、FP4では8周にわたって17号車をドライブ。17号車はクラッシュ修復のため予選に出走しておらず、決勝ではグリッド最後尾からスタートを切ることになるが、ここではピレがスタートドライバーも務めることになった。

IDECスポーツの17号車オレカ07・ギブソン。プラクティスでのクラッシュを受け、ドライバーを変更した。
IDECスポーツの17号車オレカ07・ギブソン。プラクティスでのクラッシュを受け、ドライバーを変更した。

・GTEプロクラスのポルシェ911に予選後BoP
 LMGTEプロクラスにエントリーするポルシェ911 RSR-19に対して、FIAは予選後に性能調整を発表した。内容は、燃料タンク容量を1リットル増やすというもの。ル・マンのGTEプロクラスにおいて、予選後にBoP変更が行なわれるのは5年連続となる。

・GTEプロの燃料補給手順違反の罰則内容
 LMGTEプロクラスのピットストップにおいて、新たな燃料補給手順(最低給油時間)を遵守しなかった場合の罰則が明らかになった。最初の違反では10秒間のストップ・アンド・ゴーペナルティ。2度目は60秒間、3度目以降は2分間のストップが命じられる。

・グリッドペナルティとすでに決定済みの決勝中ペナルティ
 リシ・コンペティツィオーネ82号車とAFコルセ52号車が、パルクフェルメ状況下でマシンをリフトアップしたとして、木曜日の予選での全ラップタイムが抹消となり、各クラス内でグリッド最後尾からのスタートが決定している。

 このほか、以下のマシンに対し、決勝中にペナルティが与えられることが発表されている。

ドラゴンスピードUSA21号車:初回のピットストップで20秒の静止時間を追加(FP1でのFCY時における減速・加速タイミングの不遵守)

AFコルセ83号車:初回ピットストップで10秒の静止時間を追加(FP3でのイエロー時における速度違反、ならびに赤旗時における速度違反)

ユーロインターナショナル11号車:初回のピットストップで20秒の静止時間を追加(FP4でのFCY時における要求時間内での80km/hへの減速義務違反)

・決勝スタートドライバー
 ル・マンでは走行開始前、参加受付の段階で、各チームがスタートドライバーを申告する。公示されたスターティンググリッドリストによれば、PPのトヨタ7号車はマイク・コンウェイがスタートドライバーを担当。

決勝ではPPからのスタートを務めることになったトヨタGAZOO Racing7号車TS050ハイブリッドのマイク・コンウェイ
決勝ではPPからのスタートを務めることになったトヨタGAZOO Racing7号車TS050ハイブリッドのマイク・コンウェイ

 以下グリッド順にレベリオン1号車はブルーノ・セナ、トヨタ8号車はセバスチャン・ブエミ、レベリオン3号車はナタニエル・ベルトン、バイコレス4号車はトム・ディルマンとなっている。

 日本勢はLMP2ハイクラス・レーシング33号車で山下健太が、ユーラシア・モータースポーツ35号車で山中信哉が、そしてLMGTEアマのMRレーシング(CARGUY)でケイ・コッツォリーノが、それぞれスタートからステアリングを握ることとなっている。

公道含む全長13.626kmのコースは、多くのオフィシャルたちによって支えられている
公道含む全長13.626kmのコースは、多くのオフィシャルたちによって支えられている