【ル・マン24時間:走行直前情報】GTEアマクラスエントリー変更、タイヤ本数ルールなど

 9月17日木曜日、現地時間午前10時(日本時間17時)より、いよいよ走行セッションが開始される第88回ル・マン24時間レース。ル・マンウイークに入ってからも、エントリーリストが変更になったり、細かなルールが明らかになってきたりしているので、ここでいくつかの情報をまとめておこう。

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・出場マシン全59台の集合写真を撮影
 例年、テストデーの直前に行なわれてきたホームストレート上での全車撮影が、2020年は走行前日の水曜日に行なわれた。この日、サーキットでは車検が行なわれたが、そのあとの夕刻、全車がストレートに姿を現した。

 75分かけて綺麗に整列されたマシンは、9月の夕陽を浴びて公式写真に収まった。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、恒例の全ドライバー集合写真は撮影されない。

走行前日、ホームストレート上で集合写真撮影のために整列したトヨタTS050ハイブリッド
走行前日、ホームストレート上で集合写真撮影のために整列したトヨタTS050ハイブリッド

・GTEアマクラスでエントリー変更
 ACOは9月15日付けで暫定エントリーリストを更新。LMGTEアマクラスでチーム・プロジェクト1の89号車ポルシェ911 RSRにおいて、ブノワ・フレータンとブルノ・フレータンが出場を取りやめたため、89号車はアンドレアス・ラスカラトスを新たに起用。さらにデンプシー・プロトン・レーシング99号車ポルシェ911RSRでエントリーが予定されていたジュリアン・ピゲが89号車陣営に移ることになった。ピゲに代わり、99号車にはジュリアン・アンドラウアーが乗り込む。

・LMP1のEoTがわずかに変更
 9月9日に発表されたLMP1クラスのEoTが、わずかながら変更された。ハイブリッド、ノンハイブリッドともに、1スティントあたりに使用できる燃料の量がそれぞれ0.1kg増やされている。レベリオンとバイコレスのノンハイブリッド勢は55.5kg、トヨタは35.2kgとなった。

・ハイパーポールのタイヤルール
 決勝までのフリープラクティス、予選、そしてウォームアップ向けに、GTEでは28本(7セット)、LMPでは24本(6セット)のタイヤが割り当てられているが、金曜日のハイパーポールに出場する各クラス予選上位6台には、さらに8本(2セット)のニュータイヤが割り当てられることが分かった。

 決勝では1台あたり、LMP1クラスが48本、LMP2クラス56本、LMGTEクラスでは60本まで、タイヤを使うことができる。

・決勝前にカルロス・タバレスがプジョー908でコース1周
 2020年の決勝レースで、スタートフラッグを振ることとなっているPSAグループのカルロス・タバレスCEOだが、決勝スタート前の13時05分に、2009年にル・マンを制したプジョー908でサーキットを1周することが分かった。2022年のトップカテゴリー復帰に向けたプロモーションとなる。

 また、昨年と同じく水素燃料電池プロトタイプカー『LMPH2G』も、オリビエ・ロンバードの手によりスタート直前にデモ走行を行なう予定だ

・スピリット・オブ・ル・マン ・トロフィーはアマト・フェラーリ
 2001年より創設された『スピリット・オブ・ル・マン・トロフィー』。ル・マンおよび耐久レースの精神を象徴する人物に与えられるアワードで、近年では2015年に元トヨタチーム代表の木下美明氏が受賞したほか、昨年はパトリック・デンプシーが栄誉に輝いている。