電気自動車だからこそ求められるタイヤの静粛性

■エンジン音がなくなるとロードノイズに意識が向く

ホンダ初の電気自動車であるホンダeがこぞって取り上げられています。筆者は今年の1月に鈴鹿サーキットへ行く途中の伊勢湾岸自動車道・刈谷ハイウェイオアシスで見かけたくらいで、運転したことはありません。機会があったら乗ってみようと思います。

ちなみに11月くらいにはタミヤのミニ四駆になって発売されるそうです。興味のある方はそちらもどうぞ。

ヘッドライトのインパクトが強かった初代リーフ
ヘッドライトのインパクトが強かった初代リーフ

先日、日産 リーフ(型落ちのZE0型)に乗って往復500kmの長距離移動で、1回の充電の航続距離が170kmくらいでチョビチョビと充電しながら移動する難儀さに辟易した一方、電気自動車こそタイヤの静粛性が求められるのだなと思ったわけです。

ラリータイヤ、Sタイヤ、スポーツラジアル、スタッドレスタイヤと静粛性の「せ」の字もないタイヤばかり履いたクルマに乗ることが多く、タイヤのコンフォータビリティを蔑ろにしていた筆者ですが、エンジンの電気自動車では、気にしていながらも目を瞑っていたロードノイズが気になりました。

エンジンサウンドによって打ち消されていたロードノイズが存在感を増し、それに対して心地よさを得られなかったのが要因でしょう。ロードノイズをエンジンサウンドでごまかすことができないので、電気自動車には静粛性に優れた、あるいは自身にとって心地よい音を奏でるタイヤ(そんなものがあるのか)を履かせることが大切です。

換言すると、エンジンサウンドが無いことで車内は至って静かなのにもかかわらず、ロードノイズが気になると言っているわけです。息子の妻にアレコレと難癖つける性格の悪い姑みたいで、自責の念に少し駆られます。これはちょっと辛い。

とはいえ「シュウィーン」というモーターの動作音が聞こえるくらいで、普通の声のトーンで同乗者と会話ができるのは、十分静粛性に優れている証拠でもあります。「電気自動車」というよりも、「静粛性特化型自動車」というカテゴリーに区分したいくらいです。

(ジョン・スミス)