【気になる一言】「50%モデルを使用しているのは我々だけ」アルファタウリ、来季からレッドブルと風洞実験を共有へ

 前戦イタリアGPで、トロロッソ時代の2008年以来、2度目の優勝を飾ったアルファタウリ・ホンダ。ミナルディからトロロッソにチーム体制が変更された2006年から、このチームで代表を務めているフランツ・トストは、イタリアGP後のチームの様子を次のように語った。

「残念ながら、お祝いする時間はあまりなかった。なぜならイタリアGPの後、トスカーナGPが連続して開催されるからだ。モンツァにいたレースチームのスタッフは、レース後、マシンを解体してトランスポーターに積み込み、ガレージの設備もすべてムジェロへ移動させるために夜遅くまで作業しなければならなかった」

 そんなアルファタウリのスタッフがようやくお祝いすることができたのは、優勝から3日経った水曜日だった。

「水曜日、ファクトリーにダニール(・クビアト)とピエール(・ガスリー)がやってきて、ファクトリーのすべてのスタッフたちを激励してくれた。ただ、現在われわれはCOVID-19に関して非常に厳しいルールを設けているため、全従業員が集まることはできず、各部署をふたりのドライバーが訪れ、シャンパンが注がれたグラスで乾杯し、ドライバーと一緒に記念写真を撮った」

「ただ、そのときも5人以上が集まらないようにしていた。だから、みんなが撮影を終えるまでにはかなり時間がかかったけど、スタッフはみんな満足していたよ」

 トストは、出席したFIAの金曜日の会見に同席していたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が「アルファタウリはジュニアチームではなく、姉妹チームになった」と発言し、「来年から、風洞実験のシェアを行う予定だ」と語ったことの意味を、次のように説明した。

「我々がいま使用している風洞施設は50%モデルで、50%モデルを使用し続けているのは10チーム中、我々だけだ。(レッドブルが使用している)ベッドフォードの風洞施設は60%モデル。だから、来年60%を使用できるようになれば、我々にとってはかなり有効な実験ができるようになる。さらに予算を節約できるという利点もある」

「ただ、風洞以外の部分では我々はレッドブル・テクノロジーを通してすでにレッドブル・レーシングとの相乗効果を昨年から得ているので、今回の風洞の件は別に特別なことではない」