シューマッハーら育成ドライバーのF1昇格について語るフェラーリ代表「判断基準は成績だけではない」

 フェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットは、2020年にFIA-F2でレースをしているフェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーについて、F1に昇格させるかどうかを単純にリザルトだけで決めるつもりはないと語った。

 フェラーリ傘下の主な若手ドライバーたちは、現在FIA-F2選手権に参戦しており、第8ラウンド終了時点でランキングではカラム・アイロットがミック・シューマッハーとロバート・シュワルツマンをリードしている。

 アイロットとルーキーのシュワルツマンは今季ここまでそれぞれ3回の優勝を果たしている。一方シューマッハーはモンツァでのフィーチャーレースで初優勝を飾ったところだ。

 3人全員が、2021年のF1グリッドでは、フェラーリと提携するアルファロメオか、ハースのいずれかのシートを得たいという野望を抱いている。

2019年F1バーレーンテスト1日目 ミック・シューマッハー(フェラーリ)
2019年F1バーレーンテスト1日目 ミック・シューマッハー(フェラーリ)

「今シーズンのF2では、我々は素晴らしいドライバーたちを抱えていると思う」とビノットはイタリアGPの週末に語った。

「我々には、チャンピオンシップを賭けて戦っているドライバーが3人もいる。ロバート・シュワルツマン、カラム・アイロット、ミック・シューマッハーだ。彼らは全員、非常によくやっている」

「彼らは昨シーズンと比較すると進歩を見せている。今季はロバートにとって初のF2でのシーズンであり、普通なら新人の時期はいっそう厳しいものだ。だが彼はルーキーとして非常によくやっている。他の2名も現在、同様に活躍していると思う」

「将来的なこととして来年を見据えると、彼ら全員にF1シートを得る実力があるだろう。しかし彼らにとって最も重要になのが、これからのシーズン後半であることも確かだ。特にロバートはルーキーであり、どれだけ進歩していくかに目を向けておく必要がある」

 F1シートの数よりもF1参戦を望むドライバーの数の方が多いなかで、若手ドライバーたちの結果はそれぞれ詳細に分析されるだろうが、パフォーマンスだけが決定要因になるわけではない。

 シューマッハーの名前はどのF1チームにとっても大きな利益をもたらす。現在彼はチャンピオンシップで2位の座を守っており、今シーズンこれまでのところ、8回の表彰台フィニッシュを達成している。

 ビノットは、シューマッハーをはじめフェラーリ・ドライバー・アカデミーの若手ドライバーたちを、今季の最終ランキングだけで評価してF1に昇格させるドライバーを決めるわけではないと語っている。

「彼らのパフォーマンスだけが決定要因になるだろうか? そうではない」とビノットは主張した。

「ドライバーにとってさらに重要なのは、向上を見せていくことだ。私は彼(シューマッハー)は、自身を伸ばし、向上していく能力があることを示していると思う」