レーシングポイントF1離脱のペレス、契約解除は予想外だったと明かす「オーナーから突然電話がかかってきた」

 セルジオ・ペレスは、2020年末でレーシングポイントF1チームを離脱することが決まったのは、発表当日のことだったと明かした。長期契約を有していたペレスだが、チームとともに9月9日、今季末での離脱を発表、レーシングポイントは翌10日にセバスチャン・ベッテルとの契約を明らかにした。

 2020年F1第9戦トスカーナGPの木曜、ペレスはチームとの契約を終了することになった経緯について語った。

「(チームオーナーの)ローレンス(・ストロール)から電話がかかってきた。昨日(9日)のことだ。彼らは違う方向に進むという内容だった。(事前には)誰からも知らされていなかった。いくつか分かっていることはあったが、最終的な確認がなされたのは昨日のことだった」とペレスは説明した。

「このチームと7年ともに過ごした。何事にも始まりがあれば終わりもある。あと9戦残っているので、互いに誇りに思えるようなレースがしたい」

2018年アゼルバイジャンGPで3位表彰台を獲得したセルジオ・ペレス(レーシングポイントの前身フォース・インディア)
2018年アゼルバイジャンGPで3位表彰台を獲得したセルジオ・ペレス(レーシングポイントの前身フォース・インディア)

 ペレスは、昨年かわした2022年末までの契約が履行されるという感触をチームから得ており、残留するものと信じていたため、この結果に驚いたと言う。

「そういう反応を受け取っていた。すべてのことが、チームは僕を残すことを望んでいるということを示していたように思う」

「裏で契約などについて議論がなされていた。詳しいことを話すつもりはないけれど、契約のなかに、検討すべき点がいくつかあった。そして最終的に彼らは昨日、僕はチームに残らないということを正式に告げた。予想していなかったことだが、これが現実だ」

 ペレスは、この時期になってから契約を破棄されたことが、来年以降のプランを決める上で影響をおよぼすかもしれないと認めるものの、納得いくプロジェクトでのF1残留を目指して選択肢を探っていくと語った。

「もう少し状況が明確になっていれば将来を決める上で助けになっていただろう。プランBを探していただろうからね。とはいえ何も変わっていなかったかもしれないけど」

「僕はこの世界に入って長い。これもF1というクレイジーな世界の一部なんだ」

「今はあらゆることが選択肢に入る。一番の目標はF1に残ることだ。まだ若いと感じているし、ハングリー精神もある。でも、1周1周100パーセントの力を込めて走りたいという最大のモチベーションを与えてくれるようなパッケージが必要だ。さらに、2022年を含む長期的なプロジェクトでなければならない。2022年の規則変更が大きな影響を及ぼすと思っているから、2022年にも走っていたい。大きなチャンスがあるはずだからだ」

 ペレスは、1年F1から離れてより優れた選択肢を探すことは考えておらず、現時点で自分が望む契約が結べない場合はF1から引退するとコメントした。

「いくつか選択肢があるが、すぐに決断を下すつもりはない。時間をかけて検討し、F1で魅力的な選択肢が見つからなければ、他のシリーズや他のことについて考える」

「今最優先しているのは、F1で続けることと、少なくとも2年契約を結ぶことだ。2021年にはそのチームとの経験を積み重ね、2022年に強力なシーズンを送ることを目指す」

「一度離れたら、戻って来ることはないだろう。長期休暇をとるよりも、むしろ引退すると思う」