F1第8戦イタリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2020年F1第8戦イタリアGPの決勝レースで5位~優勝のドライバーたちが日曜日を振り返った。5位~優勝のドライバーは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ランス・ストロール(レーシングポイント)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だ。

■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
バルテリ・ボッタス 決勝=5位

2020年F1第8戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第8戦イタリアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)

 難しい一日だった。スタートと1周目は悲惨だった。接触があったのでパンクしたと思ったのだが、そうではないと後で分かった。アンダーステアがひどく、マシンが片側に引っ張られるような感じだったんだ。それは後で良くなったが、トラフィックのなかで走っている際にオーバーヒートに苦しめられた。それでどうすることもできなかった。前のマシンに近づくたびに、オーバーヒートが出るために、再び距離を置くか、ストレートでクリーンエアを得る必要があったからね。そうなるとトウ(スリップストリーム)を得ることはできない。赤旗後、レース終盤には多少感触が改善された。

 今日は振り返って理解すべき問題が山のようにある。ムジェロに行く前にミーティングをする必要がある。次のサーキットと僕らのマシンは相性がいいはずだ。でもオーバーテイクは難しそうだから予選が重要になるだろう。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=4位

ランド・ノリス(マクラーレン)
2020年F1第8戦イタリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 僕にとっても、チーム全体にとっても、すごくいいレースになった。スタートはうまく決まって、3台抜いて3番手に上がったんだ。僕らよりも速いマシンに対してもうまくペースをコントロールして走った。でも状況が落ち着くと、オーバーテイクをするのはかなり難しくなった。

 赤旗まではレースはとても順調だったけど、赤旗で運よく得をした人たちがいたんだ。残念だよ。

 いいポジションにつけるためにハードワークをしてきた。それなのに、(赤旗の)リスタート前にタイヤを交換できるという規則が僕らに不利に働いた。そこで負けたんだ。このルールにはむかつくよ。今後見直されるといいんだけどね。今日は実力で2台が表彰台に上がれたかもしれなかった。

 とはいえ、今日はめいっぱいの仕事ができたと思うので、自分の仕事には満足している。チームにとって素晴らしい結果を出せたのだから、ハッピーだよ。

■BWTレーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 決勝=3位

2020年F1第8戦イタリアGP ランス・ストロール(レーシングポイント)

 表彰台に立ったのは久しぶりのことだ。待ったかいがあって2回目の表彰台を達成できた。またここに戻ることができて素晴らしい気分だよ。夢かと思ってまだ自分をつねっているんだ!

 レッドフラッグは奇妙な状況だった。通常はレース中に休憩時間なんてないからね。でもリセットして準備するだけで問題はなかった。

 まず、ピエール(・ガスリー)を祝福したい。クレイジーなレースだったけれど、彼は完全に勝者にふさわしい。リスタート時の蹴り出しが素晴らしかったし、その後も安定した走りをしていた。それが僕にとっては少々厄介だったけどね。

 なぜならこのレースは僕たちが勝てたレースだからだ。リスタートの時はグリップがなく、ホイールスピンが過度に起きたので、順位を落として6番手になってしまった。いくつかポジションを取り戻した後で、カルロス(・サインツJr.)といい戦いができた。彼を追い越したが、また追い抜かれ、僕は最後まで勝つためにプッシュし続けたよ。

 レッドフラッグのタイミングに関しては、僕たちは運が良かった。だけど運もF1の一部であり、僕はチャンスがあればいつだって運をつかんでいくつもりだ。

 とにかく、僕は今日の3位という結果をうれしく思う。チームのためにもね。こんなに強いマシンを与えてくれた彼らに感謝している。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=2位

2020年F1第8戦イタリアGP 2位のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)がチームとお祝い
2020年F1第8戦イタリアGP 2位のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)がチームとお祝い

 すごいレースだったよね! モンツァで2位というのはものすごくうれしい結果だ。今日のような日があるから、僕らのスポーツはエキサイティングでやりがいのあるものといえるのだと思う。

 今日は純粋なペースでこの表彰台をつかんだから、なおさら誇らしい。すごい結果を出したよね。

 スタートからフィニッシュまでずっと速さがあり、レースを通して常にとてもいいペースを保つことができた。ルイス(・ハミルトン)が最初のセーフティカーの時のことでペナルティを受けていたから、赤旗がなければ、最初にピットストップを行ってレースに勝つことができたと思う。

 2位にがっかりすることはできないけれど、本当に望んでいたのは優勝だ。リスタートの後、できるだけ早く順位を上げて、(ピエール・)ガスリーに追いつこうと全力を尽くした。あと1周あればとらえることができたかもしれないのに!

 とはいえ2位でもすごく幸せだ。週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたレースチームの皆、ファクトリーで働く皆に感謝する。僕らにふさわしい結果だよ。次はムジェロだ!

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=1位

2020年F1第8戦イタリアGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が初勝利をチームと祝う
2020年F1第8戦イタリアGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が初勝利をチームと祝う

 最高の気分だよ! 言葉にならないし、信じられない。この18カ月、さまざまなことを経験してきたが、これほどの結果を出せるとは予想していなかった。

(レッドブルから)スクーデリア・アルファタウリに復帰した後、集中して仕事に取り組んだ。毎日毎日、1レース1レース、僕らは改善を果たしていき、少しずつ強くなっていった。このチームが2019年ブラジルGPで僕にF1初表彰台を与えてくれ、今日彼らは初勝利を実現させてくれた。イタリアのチームでイタリアのモンツァでの優勝だ。

 僕は何事も諦めない人間だ。F1に到達するまでの人生では、あらゆることをかけて戦った。今日は本当に素晴らしい日だよ。

 トップを維持しながら最後の数周戦っていた時、この勝利を失ったらどれほど強く打ちのめされるか、分かっていた。2位では満足できなかった。簡単なことではなかったが、自分の力すべてを注ぎ込み、スティントの最初には後ろの誰にもスリップストリームを与えないようにした。最後の5周はとてもハードだった。もう必死でプッシュしたよ。タイヤは終わっていたけれど、この勝利をどうしても失いたくなかった。

 自分がF1レースウイナーだと考えると、まだ変な感じがする。サーキットに来ているスタッフ、ファエンツァとビスターのファクトリーで働いているスタッフ全員に心から感謝する。彼らにとっても素晴らしい日になった。スタッフの大半がイタリア出身だし、本社はイタリア・ファエンツァにあるから、イタリアGPで勝てたというのは最高だ。みんな、本当にありがとう。

(レース後の会見で語り)本当に幸せだ。アルファタウリとホンダの皆にはいくら感謝しても感謝しきれない。パワーが重要なサーキットで、メルセデス、フェラーリ、ルノーのすべてのマシンに勝ったんだ。素晴らしい一日だよ。

 イタリアのチームのアルファタウリで、イタリアのモンツァで初優勝を挙げた。これ以上のことは望めない。初優勝としてこれ以上素晴らしい展開は望めないよ。

 自分の速さを示すことができてうれしい。去年以来、強くなるために毎日努力を重ねてきた。アルファタウリやホンダとともに行ってきたハードワークの報酬を今日受け取ることができて本当にうれしい。

(レッドブルからトロロッソへの降格、親友アントワーヌ・ユベールを失うという試練の後、どのようにして自分を立て直してきたのかという質問に対し)僕はいつだってネガティブなエネルギーをポジティブなものに変えてきた。去年僕は傷つき、フェアではないと感じていた。自分が速いということ、自分に何ができるかを僕は知っている。このチームと一緒に懸命に取り組んできて、彼らとなら自分のポテンシャルを示せるということは分かっていた。