IMSA:ピット入口でのモントーヤの“みっともない行為”を、ウェイン・テイラーが激しく非難

 9月5日に行なわれたIMSA第6戦ロードアトランタ6時間レースの終盤、ファン・パブロ・モントーヤのドライブするアキュラ・チーム・ペンスキーの6号車ARX-05とウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.Rがピットロード入口で接触。これに関して10号車のチームオーナーであるウェイン・テイラーは、モントーヤの「みっともない」振る舞いを激しく非難した。

 レース残り35分の場面で2台のマシンはピットに向かった。このときピットレーン入口で前にいたモントーヤが急減速し、10号車をドライブしていたライアン・ブリスコーが追突する形で接触。ブリスコーにはドライブスルー・ペナルティが科された結果、選手権リーダーの10号車は表彰台争いから脱落した。

「“なぜモントーヤはブレーキテストをしたのか?”と私はヨーロッパにいるジャーナリストから通知を受けたよ」とインシデントの直後、テイラーはNBCスポーツのインタビューに答えた。

「そのジャーナリストは、彼(モントーヤ)がブレーキテストをしたことを知っていた。だが、スターター(オフィシャル)は“それは(ピットロード速度制限開始)ラインの手前だった”と言っていた」

「プロフェッショナルドライバーがこのようなことをするのは、みっともないことだ。我々のレースは台無しとなった。じつに惨めすぎて見ていられないね」

 その後モントーヤはトニ・バイランダーのフェラーリ488 GT3 Evoとクラッシュ。一方のブリスコーは5位でチェッカーを受けたが、WTRはインシデントついて疑義を表明し、レースコントロールへと呼ばれた。

 テイラーは、接触が起こらなければ2位フィニッシュできたのは「明白だ」と述べる。またブリスコーはこの接触がレース後に「大きな議論」となったことを認めた。

「モントーヤは『マシンに問題を抱えていて、ピットロードでブレーキをかけた』と言っていた。僕らはペナルティを受けてしまい、ポディウムフィニッシュや勝利の可能性は台無しとなった。本当に残念だよ」とブリスコー。

 10号車キャデラックはレース前半にパンクによるタイムロスでラップダウンとなったものの、その後戦略を変更したことで、3番手争いができるところまで順位を戻してきていた。

 波乱の1日を終え、ブリスコーとチームメイトのレンガー・バン・デル・ザンデは、チャンピオンシップにおけるリードが4ポイントにまで減少した。

「もっと多くのポイント、あるいは勝利や表彰台を獲得できたかもしれないので残念だ」とバン・デル・ザンデ。

「だが、これは耐久レースだから、常に何かが起こる。カジノみたいなものだね。今日は僕らの日とはならなかったけど、チームのパフォーマンスレベルは高かった。それを誇りに思うよ」

ウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.R
ウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.R