WRCエストニア:トヨタ、3番手オジエを先頭に4台のヤリスWRCがトップ6に入る

 WRC世界ラリー選手権第4戦エストニアは9月5日、デイ2のSS2~11が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手、カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合6番手につけている。

 前日、タルトゥのショートステージで開幕したラリー・エストニアは競技2日目を迎え、本格的な高速グラベル(未舗装路)ラリーがスタートした。
 
 タルトゥの南側のエリアに設定された計10本のSSの1本目、SS2では若手のロバンペラがトップタイムをマークして総合首位に躍り出るも、直後のSS3でタイヤにトラブルを抱え8番手に後退してしまう。
 
 一方、初日にライバルとトップタイムを分け合ったオジエは出走順1番という不利な状況のなか、クレバーな走りを続け好位置をキープ。SS5ではステージ優勝を飾ってみせた。午後になると出走順がリバースオーダーとなったことで“掃除役”から開放されたオジエは、午後最初のSS7でベストタイムを出して総合3番手に浮上。その順位を維持したままSS11までを終えている。

 オジエと同様に早い出走順のなかで奮闘していたエバンスは、SS7でタイヤトラブルに見舞われながらも順位を死守。こちらも堅実な走りでトヨタ勢2番手となる総合4番手につけている。

 SS3でのタイムロスで総合8番手まで順位を落としたロバンペラはその後、4つのステージで2番手タイムを刻むなど好走をみせ、徐々にポジションを回復していく。最終的に総合4番手まで順位を上げたが、SS10のコントロールエリアでラジエター前部に装着されているパネルを取り外したことがペナルティの対象に。
 
 これにより1分のタイムペナルティを受けたフィンランド人は、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)に次ぐ総合6番手でラリー2日目を終えることとなった。

「今日の路面コンディションはかなりタフで、我々の予想以上に荒れていたと思う」と語るのはTOYOTA GAZOO Racingのトミ・マキネン代表。

「再走ステージでは轍が刻まれ、石も多くあって大変だった。低速のテクニカルなセクションではあまり良いパフォーマンスを発揮することができなかったが、高速セクションの走りはとても良かったし、明日は全体的に速いステージが多いようなので期待が持てる」

「今日、タイヤに起きた問題は今のところ何が原因かわかっていないので、調査が必要だ。カッレ(・ロバンペラ)はその問題によりタイムを大きく失ったが、ミスのない素晴らしい走りをしていただけに、とても残念だよ」

「明日、我々のドライバーがどれだけやってくれるのか楽しみだ。また、(勝田)貴元も今日の戦いは本当に素晴らしく、大きな自信を持って走っているように見えた」

 ラリー・エストニアの最終日となるデイ3は6本のSS、合計84.94kmで争われる。2日目と同様に3つのステージを午前と午後の各1回ずつ走行することになるが、昼間のサービスが省かれるためミスやアクシデントは禁物だ。今大会2番目に長い全長20.04kmのSS14“カンビャ1”の再走ステージとなるSS17“カンビャ2”は、上位入賞者にボーナスポイントが与えられるパワーステージとなっている。

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)