「シンプルさの中に艶やかさを秘めた若きオーナーが駆るS2000」スポーツ感よりもオシャレさを追求!

このスマートさは逆に新鮮!?

S2000をベースにスパルタン要素を廃したストリートスタイル

カスタムベースとして、未だ高い人気を誇るS2000。言わずと知れたピュアスポーツマシンであり、当然カスタムの方向性も走りを意識した仕様が多い。しかし、このS2000はラグジュアリーなオーラが全身から溢れ出している。明らかに異彩だ。

「具体的な方向性と言われると難しいですが、スポーツ系よりもオシャレさを求めた感じですかね」と語るオーナー。フロントセクションはノーズブラをセットし、フロントバンパーにワンポイントとしてステッカーを貼り込む。このマシンはAP2のタイプSがベースのため、ストック状態でもスタンダードモデルよりはカスタム色の強いフロントバンパーを装備している。

ホイールはVIPセダンやユーロ系のイメージが強いレオンハルトのオルデンをセット。サイズはフロントが9.0J+46、リヤが9.0J+32だ。なお、ディスクカラーはオーダーメイドのカッパーとなる。

ホイールとフェンダーのプロポーションは、攻めすぎずそれでいて甘くない絶妙な設定。フェンダーの爪折りは行なっているものの、過激なネガティブキャンバー角を付けずにギリギリを狙ったセットアップは見事だ。

エンジン関係は、F22Cのパワー&フィーリングに不満がないということから排気系のみをラインハルトのエキゾーストに変更した程度。「チューニングは全然やってないのでエンジンルームは特に何も無いですよ」とオーナーは謙遜するが、10年以上前のモデルとは思えないほどの美しさをキープしているのは驚きだ。

インテリアは、シフトゲートやナビパネルにグラフィティテイストのステッカーを貼り込んでドレスアップ。基本的には純正アイテムで構成されているものの、高級感と遊び心が共棲するこのマシンのテイストに合った仕上がりと言えるだろう。

無限から販売されているハードトップの装着など、今後もさらなるカスタムの予定を控えているというオーナー。極めて少ない手数でS2000のカッコ良さを引き出し、オリジナリティも演出する。フルノーマルからここまで仕上げてきたという若きオーナーとS2000の今後に期待したい。

PHOTO:土屋勇人

●取材イベント:Street Wheelers Summer Session 2020