F1イタリアGP木曜会見(1):ウイリアムズからデビューを果たしたラッセル&ラティフィが胸中を語る

 2020年F1第8戦イタリアGPの木曜会見に最初に登場したのは、ウイリアムズのふたり、ジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィだ。ふたりに集中した質問は、この日発表されたウイリアムズ家がイタリアGPを最後にチームの経営から退くことについてだ。創業者でチーム代表のフランク・ウイリアムズと、その娘でチーム副代表を務めるクレア・ウイリアムズが、辞任することが決定した。

 昨年、ウイリアムズからF1にデビューしたラッセルは「僕たちにとって悲しい1日となったのは、言うまでない」と語った後、こう続けた。

「個人的なことを言えば、僕がこの世界に入ることができたのも、フランクとクレアが僕にF1での最初の機会を与えてくれたから。ここまでの2年間、このような一流のチームでレースできたことにとても感謝している。ウイリアムズ家がチームから離脱することは悲しいけれど、ウイリアムズの歴史は続く。僕たちはウイリアムズ・レーシングままだし、彼ら家族の名前で戦い続ける」

 チームメートのラティフィは、今年レギュラードライバーになったばかりだが、昨年、金曜日のフリー走行でウイリアムズのマシンを走らせていた。

「今朝、そのニュースを聞いたときは、ちょっとショックだったよ。チームが先月、売却されたとき、心の中ではある程度のことは予想してはいた」

「僕は今年デビューしたばかりなので、F1での最初のシーズンはまだ終えてはいないけど、チームとは去年から一緒に仕事していて、ファミリーの一員だった。ジョージが言ったように、F1を始める最初の機会を与えてくれたクレアとフランクは、僕にとって特別な存在だ。僕がこのウイリアムズからF1をスタートさせたことは、特別なものとなるだろう。なぜなら、多くのドライバーがここから巣立って行ったからだ。その遺産はウイリアムズ家が退いたからといって、消えることはないからね」

 ウイリアムズ家が見守る中で行われる最後のF1となったイタリアGPで、ラッセルとラティフィがどんな走りを披露するのか、注目したい。

クレア・ウイリアムズ(ウイリアムズ 副チーム代表)&マーク・ハリス
2020年F1第8戦イタリアGP クレア・ウイリアムズ(ウイリアムズ 副チーム代表)&夫のマーク・ハリス氏