「初代ロードスターで車幅1900mm超え!」ワイド&ローを突き詰めた驚異のシャコタンスタイル

もしかして世界一ワイドなロードスターかもしれない・・・

シャコタンに拘り抜いた漢の超ロースタイル!

リバティーウォーク、ロケットバニー、RWBなどワイドボディスタイルが世界中のストリートカーに定着しつつある今、NA型ロードスターのワイドボディ仕様も珍しくない。しかし、ここまで低さを極めた車両は稀有だ。

ボディキット自体は、ロケットバニーの製品がベース。キットそのものは17インチホイールを前提に製作されているが、15インチに拘ったオーナーはフェンダーアーチに加工を施し、サイドスカートからの立ち上がりラインなどをワンオフ製作している。ちなみに、ボディ自体の全幅は1900mmで公認を取得しているという。

ホイールは旧車ショップの名門“スターロード”が展開するグロースターをチョイス。サイズはロードスターでは驚異の前後10Jマイナス3の通し。同サイズではあるものの、リムの深さを前後で変えることでデザインのバランスを整えている。タイヤサイズは195/45R15の超ひっぱり仕様だ。

圧倒的なロースタイルに寄与しているサスペンションは、326パワーから販売されているチャクリキダンパーのカスタムオーダー品。リヤには280mmという短さの車高調を装備しており、シャコタンメイキングで有名な326パワーの春口満氏にすら「こんな短い車高調は作ったことないですよ…」と言わしめたほどだとか。

アッパーアームはフロントがZSSのショート、リヤがKTSベースでさらなる短縮加工を施したものを装備。ロワアームは前後ともに偏心カムを装備することによって、フロント10度、リヤ12度ものネガティブキャンバー角を付けている。

ミラーはバイク用のナポレオンミラーを加工装着。といっても、ミラー自体を加工するのではなく、ボディ側のマウント部を製作することによってバイク用ミラーの装着を可能にしている。

 

インテリアはナビ等も備えた快適仕様。しかし、「完全にイベント用のクルマなんで意味ないんですけどね」とはオーナー。

シートはボディカラーにマッチしたイエローステッチのブリッドVIOSIII。オートバックス限定のコラボレーションモデルで、なかなかのレア物だ。

エンジン関係は吸気系にインテークにレーシングサクションを投入し、エキゾーストにはフジツボのEXマニとバーディクラブのマフラーをセット。ヘッドカバーに施されたレッドの結晶塗装が、エンジンルームのアクセントとして効果を発揮している。

ボディカラーはFD3S純正のサンバーストイエロー。サイドのラインは一見ブラックだが、光が当たると紫の色味が現れるキャンディーパープルで仕上げられている。「スタンス」という言葉とともに世界中に浸透しているシャコタンムーブメント。ロードスターでそのスタイルを極めんとする熱意を強く感じさせてくれる1台だ。

PHOTO:土屋勇人

●取材イベント:Street Wheelers Summer Session 2020