新型タフトは「軽」だからこそ光る存在だ!タフトの魅力に迫る【新型車インプレッション・車両概要編】

●ダイハツのヒット車となるのは間違いない!!

2020年6月10日に発売開始した新型の軽クロスオーバーSUV「ダイハツタフト」が大人気だ。発売1か月間の受注台数が目標の4.5倍となる、約1万8000台に達しているという。

タフトの出発は絶好調!といえるが、実はライバルの2代目ハスラー(月販目標6000台)も好調であり、6月は7875台、7月は8831台と目標台数を超えている。

新型タフトは、軽クロスオーバーSUVカテゴリトップのハスラーに、どれだけ食らいつくことができるのだろうか?

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■おすすめグレードはGもしくはGターボ!
■メッキパッケージもおすすめ
■標準装備のスカイフィールトップは素晴らしい!
■ガシガシ使える軽SUVを待っていた!

■おすすめグレードはGもしくはGターボ!

新型タフトは、見た目の通り、遊び心いっぱいのクルマだ。巨大なガラスルーフが最大の特徴で、SUVコンセプトに寄せたその姿は、存在感と遊び心に溢れる。

タフト
タフト Gグレードの2WD、NAエンジン仕様。前後のフェンダーアーチはブラック樹脂で施されており、四角いボディもオフロード感があふれる、良いデザインだ。

ライバルのスズキ「ハスラー」が築いてきた、軽クロスオーバーSUVという人気ジャンルに、「ハスラーを超える武骨なルックス」を掛け合わせてきたことが、タフトの人気の理由だろう。

タフトは、1999年にデビューしたダイハツネイキッドの生まれ変わりとも思えるが、JEEP寄りのネイキッドとは方向性がやや違う。

グレード構成は、X、G、Gターボの3種類。それぞれに2WDと4WDが用意されている。XとGの違いは、エクステリアやインテリアのカラーやライト類の違いなど、多岐にわたる。対してGとGターボは、エンジンの違いとACCおよびLKCが標準装備かオプション設定か、アルミホイールの塗装(Gターボはガンメタリック、Gはシルバー)と、差異は少ない。

タフト
リアバンパーのラインが比較的高く、デパーチャーアングルも確保されている。

そのため、タフトの魅力を存分に味わうには、Gグレード以上を選ぶ方が良い。そして、エンジンにモアパワーが欲しい方はGターボ、雪道を走る可能性がある方は4WDを選択するのが王道だ。

■メッキパッケージもおすすめ

極端に角ばったボディデザイン、大きく張り出したフェンダー、直立したフロントウィンドウ、天地高の狭いサイドウインドウ、ボディカラーも9色(Xグレードは5色)から選べ、メインカラーとなるレークブルーメタリック、フォレストカーキメタリック、サンドベージュメタリックなど、タフトの世界観はまさにアウトドアだ。

タフト
ディーラーオプションの「メッキパック」、フードガーニッシュとバックドアガーニッシュの2点セットで4万1316円だ

一転、タフト購入者の約半数が付けるという、ディーラーオプションの「メッキパック」装着車は、まるでコンパクトなHUMMERのよう。タフトの購入層は、性別、年代問わず幅広いそうだ。装着すれば、ギラギラで厳つめのフロントグリルにもなる。

なお、フードガーニッシュとバックドアガーニッシュの2点セットで4万1316円だ。

■標準装備のスカイフィールトップは素晴らしい!

斬新なエクステリアに目を奪われがちだが、インテリアにも注目点がある。前席は、エアコン吹出口や、シフトノブ周辺、そしてメーターパネル周囲などに配置されたオレンジのアクセントカラーが目をひく。メーター周りにもオレンジのパネルが装着されており、メーターを見るのが楽しくなる。作りも良くできており、ハスラーよりもクオリティが高いように思える。

タフト
大型のガラスルーフ「スカイフィールトップ」、これが標準装備だというのだから驚き

タフトの最大の特徴は大型のガラスルーフ「スカイフィールトップ」だ。これが標準装備だというのだから驚きだ。

想像通り、採光の良さは素晴らしく、曇りの日でさえ、まぶしく感じることもあるほどだ。まぶしく感じたら、ルーフカバーを開ける量を調節すれば問題ない。炎天下であっても断熱が効いてるので、ルーフを閉めてエアコンを入れれば快適だ。

■ガシガシ使える軽SUVを待っていた!

アウトドアなどのレジャーの際にも活躍し、200万円以下で買えるという手ごろな価格。もちろん税金も安い。軽自動車だから、小さな駐車スペースでもOK。ちょっと「派手目」なクルマだが、セカンドカーとして導入するのにも、もってこいだ。

使い勝手の良い軽ハイトワゴンよりも、ガシガシ使える軽SUVの方が、楽しみ方の幅はずっと広がるはず。ハスラーしかなかった軽クロスオーバーSUVに、ライバルとなるタフトが登場したことで、選択肢が増えたのは、嬉しいことだ。

(文:自動車ジャーナリスト 吉川賢一/写真:エムスリープロダクション 鈴木祐子)

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