トヨタ「ランドクルーザー」がJAXA月面探査モビリティのネーミングのヒントに!

■ランドクルーザーの頑強で逞しい走りをイメージ

トヨタとJAXAが共同開発中の有人与圧ローバ「ルナ・クルーザー」

日本人が初めて米国のスペースシャトル「エンデバー」で宇宙に飛び立った「宇宙の日」(9月12日)を間近に控えた8月28日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)とトヨタ自動車がFCV(燃料電池車)の技術を応用した月面探査用モビリティの愛称を「ルナ・クルーザー」(LUNAR CRUISER)に決定したと発表しました。

トヨタ自動車は昨年3月、JAXAとの国際宇宙探査ミッションへの挑戦に合意後、同年6月に締結した共同研究協定に基づいて「有人与圧ローバ」の研究を進めており、2020年代後半を目標に月面へ同車を送り込む計画になっています。

広域の有人月面探査には1万km以上を走破可能な有人与圧ローバが必要とされており、「月」の重力は地球の6分の1で、クレータ・崖・丘が存在すると共に、過酷な放射線環境や温度環境、極高真空環境に晒されます。

「ルナ・クルーザー」というネーミングはそうした厳しい環境の中でも「必ず生きて帰ってくる」という、同社のSUV「ランド クルーザー」が持つ精神や品質、耐久性、信頼性をイメージしているそうです。

ちなみに、ルナ・クルーザーのスペックは以下となっています。

・全長×全幅×全高 6.0m×5.2m×3.8m(マイクロバス約2台分)
・居住空間13㎥(4畳半ワンルーム程度)
・2名滞在可能(緊急時は4名滞在可能)

今年度はシミュレーションによる走行中の動力や放熱の性能確認、タイヤの試作・走行評価、VR(仮想現実)や原寸大の模型を活用した有人与圧ローバ内部の機器配置の検討など、各技術要素の部品の試作、試作車の製作に取り組んでいるそうです。

JAXAによると、国際宇宙探査は未知なる世界への挑戦であり、そのためには日本の技術力を結集して取り組んでいくことが重要としており、今回のトヨタとの連携を機に「チームジャパン」として国際宇宙探査に挑戦し続けていきたいとしています。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)