SBK:MIEレーシングとアルティアレーシングのパートナーシップが終了。次戦から高橋巧の1台体制に

 スーパーバイク世界選手権(SBK)に2020年シーズンから参戦しているMIEレーシング・アルティア・ホンダ・チームは、8月28~30日に開催された第4戦アラゴンラウンドのレース後にMIEレーシングとアルティアレーシングのパートナーシップを終了させることを発表した。

 新型CBR1000RR-Rを投入しホンダのサテライトチームとして今季からSBKに参戦しているMIEレーシング・アルティア・ホンダ・チーム。昨年まで全日本ロードレース選手権で活躍していた高橋巧のひとり体制で第1戦オーストラリアを戦い、以降はジョルディ・トーレスを含むふたりのラインアップで参戦を予定していた。

 しかし、トーレスが他の選手権に参戦することを理由に第2戦ヘレスからCIV(イタリア選手権)のSSP600でチャンピオンを獲得したロレンツォ・ガベリーニを起用している。

高橋巧(MIEレーシング・アルティア・ホンダ・チーム)
高橋巧(MIEレーシング・アルティア・ホンダ・チーム)

 そんなMIEレーシングとアルティアレーシングが相互理解の末、パートナーシップを第4戦アラゴンラウンドで終了させることが明かされた。9月4~6日の第5戦テルエルからはチーム名を『MIEレーシング・ホンダ・チーム』として高橋巧のみの1台体制で戦うことになった。モリワキとアルティアのパートナーシップは2008年から開始していた。

 チーム代表の森脇緑氏は「2019年から、私たちはSBKで一緒にプロジェクトに着手しました。それは全員にとって挑戦的なプロジェクトでしたが、ベビラクア氏のおかげで実現させることができました」とコメント。

「2008年のイタリアジュニアカップでコラボレーションして以来、モータースポーツへの情熱を常に共有してきました。今回は別の方向に進むことを選択しましたが、私たちの友情は終わりません。ジェネシオ・ベビラクア氏とアルティアレーシングのサポートに深く感謝しています」

 ジェネシオ・ベビラクア氏は「この期間の危機的状況にもかかわらず、最大限の努力をしてきたが、修復不可能な技術的、および契約上の不適合を認識している。アルティアレーシングは、パートナー、スポンサー、スタッフを尊重し、その活動を際立たせてきた品質基準を無視することはできない」と説明した。

「アルティアと私は、常にスタッフとトラックで戦う若いライダーを強化することに従事しているため、前述の条件を欠いたときに継続することは考えられない。このため、私たちのスポーツへの熱い思いとは裏腹に、未来がないと思われるプロジェクトを停止しなければならない。森脇緑が今後のスポーツ界、プロ界で活躍することを願っている」