DTM第3戦ラウジッツリンク:レース2はアウアーが逆転で勝利し、BMWがワン・ツー

 先週に引き続きラウジッツリンクで開催されたDTMドイツ・ツーリングカー選手権。23日に行われたレース2は、ルーカス・アウアー(BMWチームRMR)が勝利し、アウディの連勝をストップさせた。

 予選で速さを見せたのはロビン・フラインス(アウディ・スポーツ・チーム・アプト・スポーツライン)。早くも今季4度目のポールポジションだ。

 チームメイトのニコ・ミュラーが0.018秒差で2番手。3番手にレネ・ラスト(アウディ・スポーツ・チーム・ロズベルグ)が続き、シェルドン・ファン・デル・リンデ(BMWチームRBM)が4番手に入った。

 4.5740kmのグランプリサーキットを使用し55分+1周で争う決勝レース。スタートでファン・デル・リンデが大きく出遅れ最後尾に。ミュラーもラストに交わされ3番手に下がってしまう。

第3戦ラウジッツリンク・レース2スタート
第3戦ラウジッツリンク・レース2スタート

 ラストは、ペースの上がらないフラインスを4周目の1コーナーで交わしトップに浮上する。しかし、7周目に今度はフラインスが同じように1コーナー前でラストを抜き返し、トップに戻る。

 6番手までのマルコ。ウィットマン(BMWチームRMG)まで3秒以内の数珠つなぎでレースは展開される。

 10周目終わりで、5番手のティモ・グロック(BMWチームRMG)やアウアーなどが早めにタイヤ交換へと向かう。翌周、4番手のジェイミー・グリーン(アウディ・スポーツ・チーム・ロズベルグ)もピットイン。

 トップ3は1秒以内で走行を重ね、17周終わりでラストが先にピットイン。しかし、先にピットインしたドライバーたちがアンダーカットを成功させ、ラストは彼らの後ろでピットアウトする。

 翌周にミュラーがタイヤ交換。ラストの前に出るもすぐに抜かれてしまった。フラインスはもう1周ステイアウトしてピットへ。ラスト、ミュラーの直前でのピットアウトとなり、ポジションを落とす。

 残りは約20分。この3台が先にタイヤ交換を終えたグリーンたちをいつものように捉えらることができるのか?

 24周目に入ったストレートでトップのグリーンをグロックがオーバーテイク。アウアーもターン1でグリーンのインに入り2番手に。アウアーは翌周にグロックも交わしトップに浮上する。

 残り15分、上位3台にラストらも追いつき、6台が2秒以内で争う展開となる。

 27周目、グロックがアウアーを抜き返しトップを奪還する。チームメイトのグリーンをなかなか抜けないラストにフラインスが攻め立て、上位3台との差が開いてしまう。

3番手を走行するジェイミー・グリーン
3番手を走行するジェイミー・グリーン

 33周目、グロックがトップのまま55分が経過。残りは1周となる。

 ファイナルラップに入ったストレートでアウアーがグロックをオーバーテイク。アウアーは、グロックを引き離しトップでチェッカーを受け、アウディの連勝を止める今季初勝利を飾った。

 タイヤが厳しいグロックだったが2位を死守。グリーンは最終コーナーでミスし、フラインスが3位をもぎ取った。

 BMWは2019年8月10日のフランズハッチ戦のマルコ・ウィットマン以来の勝利。アウディの連勝は12でストップとなった。

「信じられない! 言葉がでないよ。ラウジッツリンクは僕にとってとても相性がいいね。この勝利を本当に誇りに思っている。DTMのレースの中で、最も激しいレースだった。ひとつのミスで3位に落ちてしまうからね」

「タイヤをうまく管理することができた。ストラテジー、ピットストップ、クルマも最高だった。ファイナルラップでその恩恵を受けることができたよ」とアウアー。3年ぶりに勝利を飾ったアウアー。BMW移籍後の初勝利で、自身5勝目でラウジッツリンクで3度目の勝利となった。

久々の勝利を喜ぶルーカス・アウアー
久々の勝利を喜ぶルーカス・アウアー

 2位に入ったグロックは、「土曜日のレースでアウディがタイヤに苦しんでいることがわかった。早めにピットインし、タイヤをうまく管理した。トップに立つとギャップが必要だったのでタイヤを使ってしまった」とコメントしている。

 次戦は9月5、6日にオランダ・アッセンで開催されるDTM。アッセンでは1万人を上限に観客を迎え入れる予定だ。