レッドブルF1首脳、スペインでのアルボンを擁護「愚かに見えたのはレースエンジニアの責任」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、2020年F1第6戦スペインGPでアレクサンダー・アルボンの成績が振るわなかったのは、戦略ミスのせいであると語った。また、アルボンがシートを喪失するのではないかという憶測については、これを完全に否定している。

 レッドブルの今季型マシンRB16に苦労するアルボンを助けるため、第4戦イギリスGPを前に、チームはベテランのサイモン・レニーを担当レースエンジニアに起用した。昨年F1にデビューしたアルボンは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとのタイム差を縮めることがなかなかできずにいる。

 スペインではフェルスタッペンが3番グリッドからスタートし、2位を獲得したのに対し、アルボンは6番グリッドから8位という結果だった。マルコは、このレースはアルボンにとって「ワーストレース」であるとする一方で、その主な原因は戦略にあると語った。アルボンは1回目のピットストップを早々に17周目に実行、ハードタイヤに交換したが、トラフィックのなかに戻ることになり、順位を上げることに苦労した。

「バルセロナでの戦略を含めたパフォーマンスは、彼のレースエンジニアの責任だ」とマルコは『SpeedWeek』に対して語った。

「アレックスが愚かに見えたが、それは彼の責任ではない」

 マルコは、アルボンがシートを失う可能性があるのではないかという推測を打ち消している。

「あれは彼にとってワーストレースだった。だが進歩し続けてさえいれば、その件は議題にはならない」

2020年F1第6戦スペインGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第6戦スペインGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 一方、レッドブルの姉妹チーム、アルファタウリに所属するダニール・クビアトについて聞かれたマルコは、彼のパフォーマンスには満足していないと認めた。しかしまだ決定的な判断を下すのは早すぎるとも付け加えた。

「ダニールは我々が期待していたようなパフォーマンスを見せていない」とマルコはオーストリアの『Salzburger Nachrichten』紙に対してコメントしている。
「だがまだシーズンはまだ中間点手前の段階だ」