スーパーTC2000:2020年カレンダー改訂版が確定。9月開幕で2021年への越年シーズンに

 WTCC世界ツーリングカー選手権3冠王者ホセ-マリア・ロペスを筆頭に、エステバン・グエリエリやネストール・ジロラミらを輩出したアルゼンチン最大のツーリングカー選手権、スーパーTC2000(STC2000)の2020年カレンダー改訂版が確定。開幕延期中だったレースは9月から始まり、2021年2月まで全10戦の年跨ぎシーズンが採用される。

 世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)感染症のパンデミックを受け、南米大陸を代表するツーリングカー・シリーズも開幕延期を余儀なくされ、STC2000もシリーズ再開の方法を模索するなかで、イベント開催数を維持するべく2021年への越年シリーズ開催を検討してきた。

 本来の2020年シーズンは、まだ南米大陸では本格的感染拡大の始まる前、3月のサン・フアンで開幕する予定だったが、隣国ブラジルを含むその後の感染爆発によりスポーツイベントは軒並み開催キャンセルを強いられ、シリーズとしてもレース再開のタイミングを見極める作業が続けられてきた。

 STC2000を含む、アルゼンチンのモータースポーツ・イベントを統括するプロモーター、AutoSports代表のフランシスコ・アルディーノは、改訂版カレンダー策定に際して「STC2000はCOVID-19の状況に適応し、2021年までの越年シーズンを検討するべきだ」との持論を明かしていた。

「新たなカレンダーの策定に先立ち、我々は市街間の移動に関する安全プロトコルに焦点を当てた、良いミーティングができたと感じていた」と続けたアルディーノ代表。

トヨタ、ルノーなどの強豪に加え、ホンダ、フィアット、シボレーなど多くのマニュファクチャラーが参戦する
2020年は車両規定が変更され、ダウンフォースを増加させより速くなる方向へと進化する

「会議の場には、アルゼンチン自動車クラブのスポーツ委員会委員長であるカルロス・ガルシア・レモイ氏と、アルゼンチン観光スポーツ省大臣のマティアス・ラメンス氏も同席していた」

「我々は大臣がこちらの主張に耳を傾けてくれていると実感できたし、彼はポイントとなる知識をすべて吸収した。我々のスポーティング委員会を通じて、FIAが定めた同水準の安全承認基準を設けた」

「開催できなかったすべてのラウンドをリスケジュールし、彼らの尽力で政府と州政府による了承をもとに12月を越えるカレンダーを策定することができた」

 こうして全10戦が再構築されたカレンダーは、会議の後にすべてのプロモーターと規制機関、アルゼンチン自動車クラブに承認され、全日程がアナウンスされた。

 ただし、全戦ともに開催サーキットの情報は確定されておらず、3月22日に本来の開幕戦を務める予定だったサン・フアンが、9月19~20日のスロットに入るかは未確定に。関係者によれば、第1戦と第2戦が連戦であることも考慮し、ほとんどのSTC2000チームが拠点を置くコルドバ郊外の、オスカー・カバレンでの再開が有力視されている。

 また、アルゼンチンの選手権オーガナイザーと南米のモータースポーツ活動を統括するCODASUR(Confederación Deportiva de Automovilismo Sudamericana)は、国の定めた健康プロトコルに準じて、8月中旬に首都ブエノスアイレスにある伝統のオスカー・ファン・ガルベスのトラックにて、約5カ月ぶりとなるテスト走行を実施。フィアットDTAレーシングが2020年仕様の新型『フィアット・クロノスSTC2000』を運び込み、多くの関係者が見守る中でエステバン・フェルナンデスが周回を重ねている。

プジョーのワークスチーム運営から、2019年はフィアットへスイッチしたDTAレーシング。今季はティーポからクロノスへとベースマシンを変更する
多くの関係者が見守る中、新型『フィアット・クロノスSTC2000』をドライブしたエステバン・フェルナンデス

■2020-21年スーパーTC2000カレンダー改訂版(日程のみ)

ラウンド 開催日 開催地
Rd.1 9月19~20日 未定
Rd.2 9月26~27日 未定
Rd.3 10月24~25日 未定
Rd.4 10月31~11月1日 未定
Rd.5 11月28~29日 未定
Rd.6 12月5~6日 未定
Rd.7 2021年1月9~10日 未定
Rd.8 2021年1月16~17日 未定
Rd.9 2021年2月6~7日 未定
Rd.10 2021年2月13~14日 未定