トヨタのホセ-マリア・ロペス、GRスープラGT4でDTMトロフィーにゲスト参戦へ

 元WTCC世界ツーリングカー選手権王者で、現在はTOYOTA GAZOO Racing WECチームの一員としてWEC世界耐久選手権で活躍しているホセ-マリア・ロペスが、8月22~23日にドイツ・ラウジッツリンクで開催されるDTMトロフィーに『GRスープラGT4』でゲスト参戦することが明らかになった。

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権のサポートレースのひとつであるDTMトロフィーは、若手ドライバーやジェントルマンドライバー向けのGT4カテゴリーとして2020年にスタートした新シリーズだ。

 この新しいシリーズに、先週のWECスパで小林可夢偉、マイク・コンウェイとともに7号車トヨタTS050ハイブリッドをドライブして優勝を飾ったロペスが参加することが決まった。ツーリングカー世界チャンピオンが乗り込むのはTOYOTA GAZOO Racingヨーロッパ(旧TMG)が開発を担当したGRスープラGT4だ。

 GRスープラGT4は今季のデビュー以来、すでに欧州で活躍をみせており、ヨーロピアンGT4やブリティッシュGTでの表彰台獲得はそれを象徴するトピックだ。

 今週末、ドイツでロペスを迎えるのはニュルブルクリンクを拠点とするリング・レーシング。彼らは通常、NLSニュルブルクリンク耐久シリーズ(旧VLN)でGRスープラGT4を走らせているが、今回はラウジッツリンクで行われるDTMトロフィーで新型スープラをデビューさせる。

■ゲスト参戦のオファーを快諾

 37歳のアルゼンチンドライバーはこれまでにGT4でのレース経験はない。しかし、2017年のトヨタ加入以前にWTCCで計4回のチャンピオンを獲得するなど実績は折り紙付き。また、GRスープラGT4の開発過程ではニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャンでのテストを担当しており、このマシンをもっともよく知るドライバーのひとりだ。

「ラウジッツリンクでDTMトロフィーに参加し、GRスープラGT4とレースをすることにとても興奮している」と語ったロペス。

「それは僕にとって初めてのコースであり、新しいカテゴリーでもあるが、速く走れるように努力するよ。ツーリングカーやGTをドライブしてきた経験が役に立つことに期待している」

「(ゲスト参戦の)チャンスをもらったとき、すぐに『イエス』と答えた。僕はGRスープラGT4の開発に携わっていてスパとノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)でテストをしたことがある。だからこのクルマは素晴らしさは理解している。週末に良い結果を得られるように願っているよ」

 リング・レーシングのチームマネージャーを務めるウーヴェ・クリーンはロペスを歓迎し、彼と一緒に仕事できることを「本当に楽しみにしている」と述べた。

「ホセ(-マリア・ロペス)はWTCCで複数回チャンピオンを獲得し、2019年のル・マンでは勝利にあと一歩のところまで近づいた。そして今シーズンはWECのタイトル獲得に向けて大きく近づいており、彼が才能に溢れたドライバーであることは明らかだ」

「GRスープラGT4はまったく新しいレースカーだが、すでに強力なパフォーマンスを発揮している。そのため、ラウジッツリンクでのホセの活躍に期待している」

小林可夢偉、マイク・コンウェイとともに7号車トヨタTS050ハイブリッドでWECに参戦しているホセ-マリア・ロペス
小林可夢偉、マイク・コンウェイとともに7号車トヨタTS050ハイブリッドでWECに参戦しているホセ-マリア・ロペス