Moto3:表彰台逃した小椋藍「接触を避けてのコースアウトのため裁定には不満。この雪辱を果たしたい」/第5戦オーストリアGP

 8月16日にレッドブル・リンクで行われたMotoGP第5戦オーストリアGPのMoto3クラス決勝で、小椋藍(Honda Team Asia)は3位でフィニッシュしたが、トラックリミットのペナルティで1ポジションダウンの裁定が下り表彰台を逃した。

 予選では13番手と中盤からの追い上げとなったが、「フィーリングはとても良くて、どこがダメでどこが良いかもわかっています」とコメントした小椋。決勝は5列目からのスタートとなり、トップ集団から離されることなくペースをキープした。

 レース前半は10番手付近を走行し、後半は5番手付近までポジションを上げていく。他車と異なるライン取りを試みるなどオーバーテイクのタイミングを逃さずにリズムを刻みながらうまくバトルしていく。

2020年MotoGP第5戦オーストリアGP:小椋藍(Honda Team Asia)
2020年MotoGP第5戦オーストリアGP:小椋藍(Honda Team Asia)

 残り2周の時点で4番手を走行していたが、他車との接触により8番手に後退。しかし、ラストラップでは3コーナーの立ち上がりでうまく加速させて3番手に浮上してみせた。

 ほとんどのラップが1分37秒台だったが、最終ラップには1分36秒601のベストタイムを出して3位でフィニッシュした。今季4度目の表彰台獲得かと思われたが、最終ラップの最終コーナーでアウトにはらみコースアウト。トラックリミットのペナルティを受けて4位とひとつポジションを落とした。小椋は前方を走るジャウマ・マシアがスローダウンしたことで、避けるためにコースオフしたという。

 青山博一監督は「小椋選手は、23ラップのレースのなかで見事なリカバリーを見せ、上位集団に追いつき4位の結果を得ることが出来ました。ただ、この結果についてはハッピーではありません。最終ラップでのコースアウトに対してペナルティを受けました。この件について我々はすべてチェックする必要があります。来週のレースに向けて集中しましょう」と語った。

2020年MotoGP第5戦オーストリアGP:小椋藍(Honda Team Asia)
2020年MotoGP第5戦オーストリアGP:小椋藍(Honda Team Asia)

■小椋藍(Honda Team Asia) 決勝:4位
「ハードなレースでした。バイクのフィーリングはよかったのですが、いくつかのポイントでポジションを落としてしまい、前に出ることができませんでした。多分、間違った選択をしてレースに挑んだのかもしれません。しかし、スピードもあり、ポジションを回復することができました」

「最終ラップの最終コーナーはマシアがスローダウンしたので、それを避けるためにコースをはみ出しました。1ポジションダウンの裁定には不満ですが、仕方ありません。やはり、予選順位は重要です。来週のレースに向けてフィーリングはとてもいいので、次戦はこの雪辱を果たしたいです」

 開幕戦カタールGPではマシアが同様のペナルティを課せられて小椋が3位に繰り上がり、運も味方しての表彰台獲得となったが、今回は逆の立場となった。

 しかし、2020年シーズンの第5戦を終えた時点で3度の表彰台を獲得している小椋。レースでは首位争いの常連となり、トップを牽引する姿も多く見られるため次戦以降も表彰台獲得が期待できるだろう。連戦となる第6戦スティリアGPの舞台もレッドブル・リンクとなる。