話題の布製タイヤチェーン「イッセ・スノーソックス」が新価格でリニューアル

■価格ダウンで購入のハードルがより低くなった!?

欧州では比較的ポピュラーな布製タイヤチェーンが、日本でも近年話題を集めています。日本の雪道は、新雪や圧雪路、シャーベット状などのほか、凍結路ではアイスバーンやミラーバーン、ブラックアイスバーンなど、世界的にも厳しく、多様な状態が混在していることで知られています。

イッセ・スノーソックス
イッセ・スノーソックスの2020年モデルが新価格で登場

降雪地域であれば、シーズン前にスタッドレスタイヤに交換するのが常識ですが、非降雪地域ではスタッドレスタイヤを購入するか、タイヤチェーンを買うか、あるいはこちらも話題のオールシーズンタイヤを買うか、雪が降ったら乗らないかなどの選択に迫られることになります。

イッセ・スノーソックス
コンパクトなので場所を取らない

比較的手っ取り早いのが、万一に備えてタイヤチェーンを購入しておくことですが、脱着が容易なタイヤチェーンもあるものの、初めてだと装着するのが難しい、無理という方も少なくないようです。あるTV番組でJAFを呼んでタイヤチェーンを装着してもらっているシーンを見たことがあります。

●2020年モデルは、中央ゴム部の強度をアップ

タイヤチェーンの中には、話題に上ることが多い布製タイヤチェーンもあります。その中のスペインの大手布製タイヤチェーンメーカー「イッセ(ISSE)」は、2019年に日本に上陸。

イッセ・スノーソックス
イッセ・スノーソックスは、スーパーモデルとクラシックモデルを用意

2020年7月22日に新価格が発表されました。乗用車用は高品質な「スーパーモデル」は1万5800円、標準品質の「クラシックモデル」は1万900円で昨年よりプライスダウン。なお、日本発売時の価格は、前者が1万9800円、後者が1万3800円でした(税抜き)。気になる脱着時間は慣れると2分程度で可能だとか。

イッセ・スノーソックス
イッセ・スノーソックスの「スーパーモデル」

海外では広く認知されている布製タイヤチェーンですが、輸入元によると「布で本当に止まるの?」という声もあるそう。実際に使ってみてSNSやブログなどに投稿している方もいますが、賛否両論あるようです。ただし、万が一備えて、という条件付で購入している方も多そう。

イッセ・スノーソックス
イッセ・スノーソックスの「クラシックモデル」

「イッセ(ISSE)」の布製タイヤチェーンは、2019年に日本に上陸したバルセロナ生まれの布製タイヤチェーン「イッセ・スノーソックス」という商品名。

同社では、金属チェーンと遜色のない性能としていて、ÖNORM(オーノーム。オーストリア規格協会より発行される規格)の走行テストにおいて、「イッセ・スノーソックス」の「スーパーモデル」は加速、制動、トラクションにおいて金属チェーンを上回るパフォーマンスのあることが証明されたとしています。

イッセ・スノーソックス
トラックなどの大型車にも対応する

また、気になる耐久性についても、スペインの技術研究所LEITATにおいてスノーソックスと他社の布製タイヤチェーンの耐摩耗性テストを実施。イッセ・スノーソックスで使用されている布に3.5倍の耐性のあることが証明されたとアナウンスしています。ほかにも、布製なので洗濯機で洗えたり、欧州などの自動車メーカーの純正品としても採用されている実績もあるそう。

2020年モデルは、メーカー希望小売価格が約20%オフになったほか、日本市場向けパッケージがリニューアルされています。さらに、中央ゴム部の強度をアップし、布の接着部の縫合に通常のポリエステルの10倍強い糸が採用されています。

イッセ・スノーソックス
布の接着部の縫合に通常のポリエステルの10倍強い糸を採用

「イッセ・スノーソックス」は、乗用車、ミニバン、SUV、トラックなど車種を問わず、二輪駆動、四輪駆動のいずれにも装着できるとしていて、6つのサイズ展開により市販のほぼ全てのタイヤサイズをカバーするそう。また、2018年に施行された新チェーン規制にも適合するとしています。

あくまで布製に限らずタイヤチェーンは、万一に備えるアイテムではあると思いますが、新たな選択肢として加わったことになります。

(塚田勝弘)