フォーミュラE:メルセデスがブラックにカラー変更。F1と同様に人種差別反対と多様性を提唱

 7月29日、ABBフォーミュラE選手権に参戦するメルセデス・ベンツEQフォーミュラEチームは人種差別に反対することを表明するとともに、より多様性を提唱するため、マシンのカラーリングをF1世界選手権と同様ブラックに変更すると発表した。

 黒人に対する差別撤廃を訴える活動『Black Lives Matter』が世界的に広がりを見せるなか、メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・ファミリーは人種差別やあらゆる形態の差別に対して毅然とした態度で臨む一方で、より多様性を呼びかけている。

 6月29日には、その先陣を切ってF1に参戦するメルセデス・AMGペトロナスF1チームが2020年シーズン開幕前にF1マシン『W11』のカラーリング変更を発表。伝統の“シルバーアロー”からオールブラックに塗り替えられたマシンは、“ブラックアロー”と呼ばれている。

 そんなオールブラックカラーリングが、メルセデスのフォーミュラEマシン『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』にも施されることが7月29日に表明された。

オールブラックのカラーリングが施された『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』
オールブラックのカラーリングが施された『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』
オールブラックのカラーリングが施された『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』
オールブラックのカラーリングが施された『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』

 2019/20年シーズンのフォーミュラEは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で中断されてしまっているが、8月5日からドイツ・ベルリンのテンペルホーフ空港でシーズンが再開される。

 メルセデスは6レースが開催されるベルリン戦を、ストフェル・バンドーンとニック・デ・フリースというふたりのドライバーと共にブラックリバリーを纏ってレースに臨む。

 マシンはオールブラックのカラーリングのほか、ドライバー保護デバイスのヘイローに「End Racism(人種差別を終わらせよう)」というスローガンが掲げられるという。

 メルセデス・ベンツEQフォーミュラEチームのチーム代表であるイアン・ジェームズは、「私たちは、人種差別やあらゆる形態の差別に対して、常に明確に反対を表明してきた」と述べた。

「しかし、世界中で起きている最近の出来事は、人種差別や差別に対抗するために、私たち全員がプラットフォームを使って声を上げるためにもっと努力しなければならないことを示している」

「メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・ファミリーの一員として、私たちは変化のための明確なシグナルを発信している」

ヘイローには「End Racism(人種差別を終わらせよう)」とスローガンが入れられた
ヘイローには「End Racism(人種差別を終わらせよう)」とスローガンが入れられた
オールブラックのカラーリングが施された『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』
オールブラックのカラーリングが施された『メルセデス・ベンツEQシルバーアロー01』