レンジローバー ディスカバリーが山の番人。人と自然を守るために作られた特別なレスキュー車

レンジローバー ディスカバリーが山の番人。人と自然を守るために作られた特別なレスキュー車

Land Rover Discovery

ランドローバー ディスカバリー

アイルランドの「山の安全」を守る

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大予防の観点から、2020年は世界のあらゆる地域で外出が制限されてきた。山開きや海開きを見送る地域も少なくない。

外出制限が解除されたアイルランドでは、ようやく山開きを迎えた。山の番人たるボランティアのレスキュー団体「サウス イースタン マウンテン レスキュー アソシエーション(SEMRA)」も活動を再開している。

SEMRAはアイルランド南東部にある山々で、捜索や救出を行なう唯一の組織。英国とアイルランドの山を守るレスキューチームとしては、最も広範囲なエリアを受け持つ団体のひとつだ。

アイルランドの山岳レスキューで活躍するランドローバー ディスカバリーのフロントイメージ

過去3年間で100件の救出活動に従事

ランドローバーは20年以上にわたり、SEMRAの活躍をサポートしてきた。過去3年間では、ランドローバー車は100件の救助へ出動。2020年初頭からは、特装仕様のディスカバリーが遭難者の救出などに使用されている。

SEMRAが拠点とするのはギャルティ、ノックミールダウン、コメラ、ブラックステアーズといった山地。通常は365日休みなく活動を行なう。SEMRAのチームリーダー、テリー・ブロフィは語る。

「山に登るためのサービスというものはありません。しかし、訓練を積んできた我々にはスキルがある。そして、それを助けてくれるクルマも。ディスカバリーの車内にはストレッチャーを設置し、その横に医療従事者用のシートを配しています。英国とアイルランドの山岳レスキューにとって、ランドローバーは常に欠かすことのできない存在です」

アイルランドの山岳レスキューチーム、SEMRAのイメージ

ストレッチャーを悠々飲み込むキャビン

SEMRAのオペレーション業務に合わせてわずかにモディファイしたディスカバリーは、後席を取り除いた商用モデルがベース。頑丈に保護された荷室は1856リットルの積載量を誇る。フロア下の収納スペースや電動テールゲートも備えている。牽引能力は最大3.5トン。応急手当や救急にまつわる用具を満載するうえ、強力な非常用ライト、ルーフボックス、追加の車内照明、荷室の収納ネットなども搭載する。

その一方で、メカニズム面はあくまでノーマル仕様そのままであるという。過酷な山々を登坂し、河を渡り、荒れ地を行くSEMRAのタフな任務もそのままこなせるということは、すなわち生産モデルがすでにそれだけの性能をもちあわせていることを意味する。SEMRAのボランティアスタッフ、リズ・ブラウンは次のように述べている。

「天気は瞬く間に変化します。快晴の空の下で出発したと思いきや、気付けばホワイトアウトの只中にいて困惑する、ということも珍しくない。そんなときにやってくるマウンテンレスキューとランドローバーは、彼らにとって実に頼もしい存在なのです」

アイルランドの山岳レスキューで活躍するランドローバー ディスカバリーのイメージ

新型ディスカバリーも重要任務の一員に

未踏の地へもたどり着けるタフネス、プロのミッションに応えるロバスト性、あらゆる任務に適応する機能性、どこまでも疲れ知らずで行ける快適性。そのすべてを併せ持つランドローバー車は、世界各国の人道団体とも提携している。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)とは1954年以来、65年以上の繋がりをもつ。地球上でもっとも辿り着くのが難しい地でオペレーションを実施するIFRCの活動を、ランドローバーの性能は長年助け続けてきた。

アイルランドの山岳レスキューで活躍するランドローバー ディスカバリーのリヤビュー

また、2019年には「モバイルマラリアプロジェクト」という調査活動を支援し、「移動式ラボ」と化したディスカバリーがアフリカ大陸を7000km超走破している。

各団体を支援するこれらの活動に、2020年には新型ディフェンダーもいよいよメンバーとして参戦。世界中の道なき道を、さらに多くのランドローバー車が走り回ることになるだろう。