イアン・カラムが手掛けた「アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUM」、2020年9月から製造をスタート!

イアン・カラムが手掛けた「アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUM」、2020年9月から製造をスタート!

Aston Martin Vanquish 25 by CALLUM

アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUM

カラムのデザインをリ・フォージドが開発・製造

2019年9月の発表から約9ヵ月。稀代の自動車デザイナーであるイアン・カラムが手掛けた25台限定のスペシャル・リビルドモデル「アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUM」の製造が、9月からスタートする。

この特別なヴァンキッシュは、ジャガーを離れたカラムが改めてデザインを担当し、アストンマーティンとモータースポーツパートナーのAF レーシングがスイスに立ち上げた新ブランド「リ・フォージド(R-Reforged)」によって技術開発、製造が行われる。

アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUMのエクステリア

ベースモデルから350箇所もの改良を敢行

カラムは本格生産を前に、2019年に発表されたコンセプト仕様のデザインを微調整し、様々なトリムオプションも加えた。今回、ベースモデルからは実に350以上のコンポーネントが変更を受けたという。

その内容はデザインやマテリアルの変更だけでなく、技術的なアップデートも図られた。シャシーのセットアップを大幅に変更。カーボン・インテークシステムやエキゾーストシステムの調整によって最高出力は580bhpを実現し、より迫力あるエンジンサウンドも手にしている。

さらに、市販化に向けて、英国の公道における2万マイル以上のテストが行われた。ミシュラン・グループのテクノロジーセンターである「ラドゥ」のテストトラックも活用。ここではドライだけでなくウェット路面におけるセットアップも行われている。

足まわりには高度にチューニングされたビルシュタイン製ダンパーを採用。より高い剛性をもたらすアンチロールバー、10mmローダウン化された車高、最大60mmの拡幅化などによって、サーキットでシャープなドライビングを楽しめるのは当然、硬いだけではなく落ち着きのあるしっとりしとしたリニアなフィーリングも実現している。

アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUMの走行シーン

ちょっとしたドライブでも実感できる抜群の乗り味

快適性を保ちながら、シャープで、より多くのフィードバックが得られるようになったドライブフィールは、クルマに強い拘りを持つエンスージアストも満足できる乗り味になったと、リ・フォージドにおいてエンジニアリング部門トップを務めるアダム・ドンフランチェスコは、自信をのぞかせる。

「プロトタイプでの開発に約1年かけて、走行マイレージを積み上げてきました。その結果、非常に反応が良く、かつしなやかな乗り味という目標を達成できたと確信しています。今回はデザインにフォーカスした仕様だという認識はありましたが、走る・曲がる・止まるという基本性能、そしてエンジンサウンドにも力を入れています」

「アストンマーティン製GTらしいフィーリングを残しながら、シャープに磨き上げるセットアップを作り上げました。ヨーロッパを縦断する300マイルの旅を満喫するのに十分な快適性を持ちつつ、ちょっとした買い物のために20分ほどステアリングを握っても、その走りの違いを実感できるはずです」

アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUMのインテリア

英国製ハイブランド製品が採り入れられたインテリア

ヴァンキッシュ 25 by CALLUMは、カラムによって様々なオプションが用意された。それぞれの個体の仕様は、生産が行われるリ・フォージドのワーウィック工場か、オンラインにおいて選ぶことができる。

ボディカラーは無限ともいえるバリエーションが用意されており、これに8種類のトリムを組み合わせる。トランスミッションは、マニュアル、オートマチック、セミオートマチックの3種類。足元には3種類のホイールからチョイスする。

インテリアの豪華なレザートリムは、英国の老舗レザー会社ブリッジオブウィアー(Bridge of Weir)の高級皮革を採用。自動車初採用となる取り外し可能なブレモン(Bremont)製懐中時計は、コクピットで一際強い存在感を放つ。また、このクルマのためにリヤキャビンにピッタリと収まるマルベリー(Mulberry)製ラゲッジも開発された。

アストンマーティン ヴァンキッシュ 25 by CALLUMのエクステリア

ヴァンキッシュに新たな命が吹き込まれる瞬間

デザインを手掛けたイアン・カラムは、ヴァンキッシュ 25 by CALLUMの完成に喜びを隠さない。

「デザイナー、エンジニア、そして職人たちが、このクルマに新しい命を吹き込むため、すべてのエネルギーを注ぎ込んできました。ボディ細部に至るまで完璧に磨き上げられ作り込まれたインテリアなど、まさに”こだわり”を持ってつくられたクルマです」

「実際にコクピットに座って走り出せば、その走りは強い印象を刻むでしょう。より低いシートポジション、彫刻的なシート、フィーリングを向上させたステアリング、そして素晴らしいサウンドに至るまで、私たちは特別な1台を作り上げたと実感しています」

「コンセプト発表後に立ち消えになったり、納車が数年後になってしまったプロジェクトはこれまでにいくつもありました。でも、私たちはパートナーのリ・フォージドの協力を得て、9月に最初の車両を製造し、お客様との約束を果たすことができました」

「2020年は、世界中の人々にとって予測不可能な時期でした。今、ヴァンキッシュに新たな命を吹き込まれる、エキサイティングな瞬間が待ちきれません」