初優勝のクアルタラロ「本当に素晴らしく、同時に不思議な気持ちでもあった」/MotoGPスペインGP決勝会見

 MotoGP第2戦スペインGPの決勝レース終了後、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで会見が行われ、表彰台を獲得したファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)がレースを振り返った。この会見の途中では、ヨハン・ザルコ(レアーレ・アビンティア・レーシング)が飛び入り登場。同郷であり1999年以来のフランス人ウイナーとなったクアルタラロをお祝いするサプライズな一幕もあった。

■ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)/決勝:優勝

「すごくタフなレースだったよ。スタートはよくなかった。ペッコ(フランセスコ・バニャイア)とジャック(・ミラー)に交わされて、5番手になってしまった。僕はコーナースピード、特に最終セクターが厳しかった。でもペッコ、ジャックを最終コーナーでオーバーテイクした」

「それからマルク(・マルケス)が(4コーナーで)ミスをしたのを見た。マーべリック(・ビニャーレス)をとらえるのは難しかったけど、彼は6コーナーで小さなミスをした。僕は自分のペースをつくろうとしたけど、正直言って奇妙な感じがあったんだ。昨日のフリー走行4回目ではグリップはよかった。Moto2クラスのレースのあとには通常、グリップが低下する。けれど、ここまでだとは思わなかった。昨日から今日にかけて、約1秒もペースが遅くなったんだ。路面状況を理解するのは難しかった。でも、大事なのは、今日、初優勝を挙げたということだ」

「(MotoGP初優勝は)本当に素晴らしい気持ちだった。けれど、不思議な感じでもあったよ。サーキットにファンがいないから……。でも、メカニックたちに囲まれて、同じ気持ちになった。今日は楽しもう。MotoGP初優勝は、毎日あるものじゃないんだから。そして、明日からは来週のレースに集中するよ」

「(1999年以来のフランス人ライダーウイナーとなったことについて)2020年シーズン最初のレースで初優勝を挙げることができて、すごく誇らしい気持ちだ。2020年型マシンに乗ってまだわずかだし、2019年型よりも感覚がしっかりつかめていなかった。レースでは毎周何かが起こる。路面状況は金曜日、土曜日とはまったく違っていたから、それをつかむ必要があった。それがポイントだったと思う。グリップが低くなっていたから。そして最後にはMotoGPクラスで初優勝を飾れたんだ。うれしいよ」

■マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/決勝:2位

「いいセットアップだったと思う。最初から攻めて、ギャップを広げようとしたけれど、オープニングラップの8コーナーで大きなミスをしてしまった。危うくハイサイドを起こすところだったんだ。それから6コーナーでフロントを失ったし、最終コーナーでも……。今日は、フロントがすごく変な感じだった。でもとにかく、安全モードにいるようにしたよ。フロントは滑りやすかったけどジャックを抜いた。それからラップタイムがよくなって、速さを取り戻したんだ」

「マルクがフロントを失ったとき、僕はとても近くにいた。コースアウトするのは見ていないけどね。マルクが追い上げてくるのがわかったから、プッシュして0.4秒から0.5秒、タイムを上げたんだ。そして(アンドレア・)ドヴィツィオーゾが1秒差だとわかった。去年のレースのデジャヴみたいだったね」

「リズムをキープして、セーブしながらも同時にいいリズムを保とうとした。今週末、チームはいい仕事をしてくれた。来週のレースでは勝てるように、この方向を維持していかないといけないね」

■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)/決勝:3位

「この3位は優勝に値するよ。僕にはスピードが足りなかった。クアルタラロやビニャーレスと戦うことができなかったんだ。厳しい時間だったけれど、あきらめなかったし、ミスをしなかった。それがカギだったね。ジャックとモルビデリが僕を交わしたから、すぐにそれに反応して、ベストを尽くした。でもとにかく、スピードを改善しないといけないね。マルク、そしてここにいるクアルタラロやビニャーレスもほかのライダーより速い」

「他のサーキットでどうなるのか、ということは興味深い。ブルノやオーストリアのように、僕たちに相性のいいサーキットではどうなるのか。去年と同じようになるのか、それともこのヘレスのような差にになるのか……、でも、最終的にここでは表彰台を獲得できた」