好走のビニャーレスがトップタイム。ヤマハ勢がマルク・マルケスを抑えワンツー/MotoGPヘレス公式テスト

 7月17日~19日のロードレース世界選手権MotoGPシリーズの再開に向けて、スペインのヘレスサーキットで、事前の公式テストが開催された。

 テストは各クラス、午前、午後の2回で行なわれ、MotoGPクラスが90分のセッションを2回、Moto2クラスとMoto3クラスが40分のセッションを2回、MotoEクラスが30分のセッションを2回ずつ実施。午後のセッションでは35度を越える気温、57度という路面温度のドライコンディションの中、MotoGPクラスは2月のカタールテスト以来、Moto2クラスとMoto3クラスは開幕戦カタール以来となる走行を行った。

 MotoGPクラスでは午後の2回目に1分37秒793を記録したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が総合トップタイム。ビニャーレスはセッション1で13番手だったが、午後のセッション2は厳しいコンディションの中、ファステストラップを記録した。

 総合2番手に1分37秒911でファビオ・クアルタラーロ(ヤマハ)が続き、ヤマハ勢が公式テストをワンツーで終えた。

 セッション1でトップタイムを記録したマルク・マルケス(ホンダ)は、午後は3番手となったが、午前中に記録した1分37秒941で総合3番手。

 午前中に2番手につけたアレックス・リンス(スズキ)は、午後は4番手となったが、午前中に記録した1分38秒193で総合4番手。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はセッション1で3番手、セッション2は16番手に止まったが、セッション1で記録した1分38秒222で総合5番手となった。

 セッション2の開始10分すぎ、マシントラブルでオイルもれを起こしたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)。このトラブルでアレックス・マルケス(ホンダ)とダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)がオイルに乗って転倒。セッションは赤旗中断となった。アレイシはセッション2を8番手で終えたが、セッション1で記録した1分38秒285で総合6番手に。

 総合7番手に1分38秒313でカル・クラッチロー(ホンダ)、総合8番手に1分38秒348でジャック・ミラー(ドゥカティ)、総合9番手に1分38秒380でジョアン・ミル(スズキ)、総合10番手に1分38秒417でフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ)の順で続いた。

 中上 貴晶(ホンダ)はセッション1で14番手、セッション2で15番手。トップとは1.080秒差の1分38秒873で総合16番手となった。

MotoGPへレス公式テスト:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
MotoGPへレス公式テスト:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

■公式テストの時点で2019年の初日ベストタイムを更新

 6月末に参戦したモトクロスレースで左鎖骨を骨折したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は1分38秒779で総合15番手でテストを終えた。

 総合トップを記録したビニャーレスのタイムは、昨年の5月に開催されたスペインGPの初日ベストタイムを更新するもの。マシンが変わり、タイヤが変わり、夏の厳しいコンディションとなったが、上位15名のライダーのタイム差は1秒以内に収まり、今シーズンも接戦が繰り広げられることになりそうだ。

MotoGPへレス公式テスト Moto2クラス:ホルヘ・マルティン(カレックス)
MotoGPへレス公式テスト Moto2クラス:ホルヘ・マルティン(カレックス)

 Moto2クラスでは、セッション2で1分42秒346を記録したホルヘ・マルティン(カレックス)がでトップに立った。総合2番手に1分42秒422でトーマス・ルティ(カレックス)、総合3番手に1分42秒462でマルコ・ベゼッチ(カレックス)。

 開幕戦カタールのウイナーでランキングトップで第2戦に臨む長島 哲太(カレックス)はセッション1で5番手、セッション2で10番手、セッション1で記録した1分42秒669で総合8番手でテストを終えた。

MotoGPへレス公式テスト Moto3クラス:ジョン・マクフィー(PETRONAS SPRINTA RACING)
MotoGPへレス公式テスト Moto3クラス:ジョン・マクフィー(PETRONAS SPRINTA RACING)

 Moto3クラスではジョン・マクフィー(ホンダ)がセッション1で記録した1分46秒263で総合トップ。総合2番手に1分46秒584でラウル・フェルナンデス(KTM)、総合3番手に1分46秒593でジャウマ・マシア(ホンダ)の順で続いた。

 総合4番手に1分46秒645で鈴木竜生(ホンダ)。鈴木はセッション1で3番手、セッション2で24番手、セッション1で記録したタイムがベストラップとなった。

 鳥羽海渡(KTM)はセッション1で21番手、セッション2で10番手。セッション2で記録した1分47秒307で総合15番手。ルーキーの山中琉聖(ホンダ)はセッション1で11番手、セッション2で26番手、セッション1で記録した1分47秒325で総合16番手。小椋藍(ホンダ)はセッション1で13番手、セッション2で12番手、セッション2で記録した1分47秒386で総合17番手。國井勇輝(ホンダ)はセッション1で17番手、セッション2で18番手、セッション2で記録した1分47秒654で総合21番手。佐々木歩夢(KTM)はセッション1で24番手、セッション2で25番手、セッション1で記録した1分48秒224で総合27番手となった。