IGTC:最終戦キャラミのスケジュールを調整。鈴鹿10時間のアジアでの代替開催は断念

 IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジを運営するSROモータースポーツ・グループは7月10日、今季のカレンダーについて、当初第5戦に予定されていた南アフリカのキャラミ9時間の日程を12月10〜12日に変更したと発表した。一方、アジアでの開催については、2020年は断念することも決定した。

 GT3カーレースの最高峰として、世界五大陸で1レースずつを開催しているインターコンチネンタルGTチャレンジは、2020年はすでに1月31日〜2月2日にオーストラリアのバサースト12時間を終えていたものの、新型コロナウイルスの影響により第2戦に予定されていたスパ24時間が延期。さらに8月の第3戦鈴鹿10時間はキャンセルが決定していた。

 シリーズは第2戦にインディカー併催のインディアナポリス戦、スパ、そして最終戦に当初11月19〜21日に予定していたキャラミ9時間というスケジュールが組まれ、さらにアジア圏での鈴鹿10時間の代替開催が検討されていたが、SROはキャラミ戦を12月10〜12日に移動させ、アジアでのレースは断念することを決定した。

 キャラミの日程変更は、チーム、ドライバー、メーカーのロジスティクスへの配慮となる。GTワールドチャレンジ・ヨーロッパは、当初予定の1週間前となる11月15日にフランスのポールリカールで最終戦が行われる予定で、今回キャラミを3週間後倒しにすることで、1ヶ月のマージンが生まれる。また、新日程でも2021年2月6〜7日に予定されるバサースト12時間にも余裕をもつことができるとしている。

 一方でSROは、鈴鹿10時間のキャンセルにともなうアジアでの代替レース開催については、チームやメーカーとの協議の末、今季はコストダウンに重点を置くため、これを断念すると発表した。そのため2020年は4戦でのシーズンとなる。

「キャラミを12月中旬に戻すことは、レースのほとんどを占めると思われるヨーロッパから移動するチームのロジスティクス上の複雑さを緩和するためには常識的な決断だ」とSROモータースポーツ・グループのファウンダー/CEOのステファン・ラテルは語った。

「新型コロナウイルスの影響自体は我々の決定の要因ではなかったが、SROを含め他レースのカレンダーへの影響は大きく、可能な限り多くのマシンが南アフリカでレースをする可能性を高めたい」

 またラテルは、アジアでの開催について「2020年のカレンダーを4戦にすることも完全に理に適っている。アジアでの他のコースでの開催は我々の議論に上がっていたが、我々とフルシーズンで参戦する9メーカーは、今季は新しいイベントを導入する適切な年ではないと感じた」とコメントしている。

 2020年のカレンダーは下記のとおりだ。

2020インターコンチネンタルGTチャレンジ
改定版カレンダー

第1戦 1月31日〜2月2日   リキモリ・バサースト12時間(終了)
第2戦 10月2日〜10月4日  インディアナポリス
第3戦 10月22日〜10月25日 トタル・スパ24時間
第4戦 12月10日〜12月12日 キャラミ9時間

キャラミ9時間で優勝を飾ったフライカデリ・モータースポーツのポルシェ
2019年キャラミ9時間で優勝を飾ったフライカデリ・モータースポーツのポルシェ