ブガッティ シロン ピュール スポール、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで最終テスト

ブガッティ シロン ピュール スポール、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで最終テスト

Bugatti Chiron Pur Sport

ブガッティ シロン ピュール スポール

足まわりやソフトウェアの仕様を決定するテスト

“グリーンヘル”と呼ばれるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェは、世界で最も過酷なサーキットとされている。全長20.832kmのなかに172ものコーナーが存在し、コース全体での標高差は300mにも及ぶ。この厳しい環境下において、ブガッティ シロン ピュール スポールのテストが敢行され、サスペンションとハンドリングの最終的なセットアップが行われた。

新型コロナウイルス(COVID-19)によるロックダウン解除後、ブガッティは数週間にわたり様々なサーキットや公道でテストを繰り返してきた。

ハンドリング性能に特化されたこのハイパースポーツは、ステアリング特性、ダンパーを含めた足まわりのセットアップ、シャシーコントロールのソフトウェアの仕様が決定される前に、ニュルブルクリンクでの集中的な走り込みを行っている。

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行したブガッティ シロン ピュール スポール

ニュルの過酷な環境下で最終的なセットアップを確認

開発責任者を務めるステファン・エルロットが、今回のテストの目的を説明した。

「シロン ピュール スポールのステアリングを握ったお客様には、ドライビングダイナミクスという点で、私たちが目指したある種の過激さを感じ取ってほしいと思っています」

「今回テストで使用したノルドシュライフェは、高低差のある地形、多くのコーナー、そしてドッティンガーホーエからの超高速区間など、クルマにとって非常に過酷な環境が揃っています。だからこそ、ここでサスペンションや安全システムの微調整を目的とした最終テストを行いました」

「今回はサーキットを走るだけでなく、コーナーや坂道が多いニュルブルクリンク周辺の高速道路や公道も走りました。その成果には心から満足しています」

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを走行したブガッティ シロン ピュール スポール

ニュルブルクリンク周辺の一般公道も走行

エルロットのコメントにあるように、サーキットなどの極限状況だけでなく、今回のテストプログラムには公道も含まれており、日常域での走行確認も行われている。シャシー開発責任者のヤーチン・シュワルベも、最終テストで改めて完成度に手応えを感じたようだ。

「日常域においてカスタマーが感じる印象は、サーキットでの走行と同様に私たちにとっては重要なポイントです。今回のテストでは様々な環境下でシロン ピュール スポールの汎用性を確認することができました。このクルマはサーキットだけでなく公道でも、ブガッティらしい運転しやすさを持っていなければならないのです」

シロン ピュール スポールの価格は300万ユーロ。2020年後半からフランス・モルスハイムにおいて限定70台が製造される。